発電所は町のインフラとして最も重要な要素であり、一瞬でも電力不足にならないよう注意したい。そのため安定的で必要十分な発電所を建てるのが理想だが、発電所は建設費・維持費ともに最高クラスの金額となっている。余分に建てれば建設費で都市の財政が苦しくなるだけでなく、維持費によって継続的に資金が失われてしまう。そのため、町の状態や地形に合った最良の発電所を選ぶことが重要となっている。そのためにも、各発電所の発電効率や特徴を知っておくことは重要であり、このページではそれらを解説していく。
発電所一覧(初心者おすすめ順)
発電所 | 発電効率[€/MW] | 電力生産量[MW] | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
ガス発電所 | 2,307 | 350 | 大気汚染の量が少なく扱いやすい。廃棄フィルターを付けると大気汚染はほぼなくなる。 | ◎ |
風力発電所 | 1,210 | 9.5 | 最高の発電効率。低電圧しか作れないのがネック。 | ◎ |
石炭発電所 | 2,168 | 300 | 大気汚染さえ注意できれば扱いやすい発電所 | 〇 |
地熱発電所 | 1,630 | 300 | 原子力発電所と同レベルの発電効率。最大の欠点は水脈の位置と大気汚染の向きを どちらも考慮する必要があること。 | ◎ |
小型石炭発電 | 5,565 | 20 | 序盤ではお世話になる。発電効率が極めて悪く後半では使われない。 | △ |
都市外部 から供給 | 10,000 | ∞ | 維持費は高いが変電所の建設費だけで済む。 | 〇 |
原子力発電所 | 1,626 | 750 | 発電効率が最も高く建設場所を選ばない。 | 〇 |
太陽光発電 | 1,086 | 300 | 発電効率が良く設置の場所を選ばない。都市の気候により向き不向きがある。夜間の電力問題がある。 | △ |
緊急バッテリー | 75 | 緊急時のために電気を貯めて置ける施設。発電施設も併設できる。 | △ | |
水力発電所 | 20,000 | 地形変更が必須の発電所。扱いがかなり難しい。 | 〇 |
発電効率とは?
1[MW]の電気を発電するために、どれだけお金[€]が必要なのかの指標。当然数値が低いほど高性能ということになる。そのため、上の表では発電効率に注目して見るとよい。ただし、地熱発電・風力発電などの発電効率が高い発電所は、十分な地下水がある・十分な風があるという条件での数値。太陽光発電は夜・悪天候がないという条件での数値。そのため、地形や状態によっては発電効率が変化することに注意。
発電所ランキング(初心者おすすめ順)
初心者におすすめできる発電所を筆者の主観でランキング形式で解説していく。初心者向けなので、建設地の条件が厳しいものや、扱いにくいものについては、ランキングが低くなりがち。
また、発電所のアップグレードについても解説する。アップグレードの状態によっては、発電効率が良くなったり悪くなったりもする。上の表ではアップグレードを含めた状態での、最高の電量効率を示している。そのため、発電効率を最高にするためのアップデートの組み合わせについても解説する。アップグレード名の横の★はおすすめ度を示している。
(★★★★)アップグレード必須
(★★★☆)デメリットもあるが推奨できる
(★★☆☆)場合によってはデメリットの方が大きくなる
(★☆☆☆)アップグレードの必要はほぼない
(☆☆☆☆)デメリットしかなくアップグレード非推奨
ガス発電所(1位)


ガス発電所はとにかく扱いやすい発電所であり、初心者向きと言える。
・開発ポイントが2しか使用しない
・どこにでも建てれる
・廃棄フィルターで大気汚染はほぼ無視できる
・そこそこの電力生産量と発電効率
・建設費が安い
と、かなり初心者向き。ただし、他発電所と比べて秀でた能力があるわけではないので、ゲームの理解が進んだら他発電所の優秀さに気づくことができるはず。この順位はあくまで初心者向けの順位。発電には化学石油製品を使用している。都市内で原油の採掘をしていると維持費が少しだけ安くなる。
維持費(初期状態)

維持費 607,000[€/月]
電力生産量 250MW
1MW発電するのに必要な維持費 2,428€
維持費(最大効率)

維持費 807,700[€/月]
電力生産量 350MW
1MW発電するのに必要な維持費 2,307€
アップグレード 追加タービン
廃棄フィルター(★★★☆)

大気汚染を50%減少させるアップグレード。大気汚染の量は火葬場並み(住宅の近くに建築できるレベル)になるほど効果的。風下にも住宅を建てたい場合や、大気汚染の広がりを抑えたい場合に採用しよう。ただし、貯蔵庫や追加タービンのアップグレードをしていると、大気汚染の量を抑えきれないので注意。
追加タービン(★★★☆)

電力生産量を1.4倍(250MW→350MW)にするアップグレード。維持費対効果が良く発電効率を上げてくれる。土壌汚染・大気汚染・雑音公害がそこそこ増えてしまうので風下には注意が必要。
拡張貯蔵庫(★☆☆☆)

石油化学製品の貯蔵量を1.5倍(5t→7.5t)にする追加の土地が必要な複数アップグレード可能の建物。燃料の補給は自動的にされているが、貯蔵量を増やすことで補給が遅れても発電を維持できる時間が長くなるというもの。燃料の補給が間に合わなくなることは、ほとんどないため基本的には不要。燃料が切れる場合は大抵都市内部で渋滞が発生していて補給が遅れるので、貯蔵庫を拡張するよりも渋滞を解決する方がよい。
注意点として建てれば建てるほど大気汚染の量が増えてしまう。二つ以上建てると完全に排気フィルターの効果を打ち消してしまう。
高度加熱炉(☆☆☆☆)

発電するのに必要な燃料が減り、燃料費が少しだけ安くなるというアップグレード・・・のはずだが月あたりに必要な燃料が減らない(バグ?)。効果が無いうえに維持費がきっちり取られるため非推奨のアップグレード。
風力発電所(2位)


建設の条件が緩い・発電効率は最高レベル・最初から使える と、使いやすいだけでなく性能も高い発電所。建設にあたって条件となるのが
・強い風が吹いている
・周辺に住宅が無いこと(騒音公害を出すので)
という2点のみ。かなりゆるゆるの条件しかないので建てやすい。風が強いマップなら電力不足になる度にこれを増設するだけでよいので、序盤がかなり楽になる。風が十分に吹いていない状態でも、後述の方法で発電可能。電力生産量が極めて少なく4機建ててようやく小型発電所レベルだが、建設に必要となるスペースが2×2マスと極小で建設費も安いので数でカバーできる。
低電圧しか生み出せないのがデメリットで、一か所に大量に建てて都市全体をカバーするというような使い方はできない。風力発電だけで発電する場合は都市全体に点々と建てる必要がある。
見た目は非常によく風車もちゃんと回転する。後ろの風速計も回転している。さらに、風向きに合わせて風車が向きを変えるという何とも贅沢な仕様。風車の向きが完全に揃うので、密集して建てると風景として映える。
維持費(初期状態)

維持費 7,500[€/月]
電力生産量 5MW
1MW発電するのに必要な維持費 1,500€
維持費(最大効率時)

維持費 11,500[€/月]
電力生産量 9.5MW
1MW発電するのに必要な維持費 1,210€ (推定値)
アップグレード 高度ローターシステム
太陽光発電
高度ローターシステム(★★★★)

電力生産量を2.5MW増やすアップグレード。ローターシステム自体の発電効率はかなり良く、大型発電所並み。しかも騒音公害を増やさないので、ほぼアップグレード必須。
拡張バッテリー(★★☆☆)

太陽光が不足している場合に使用するバッテリーを追加するアップグレード。風の強さは時期や時間によって弱くはならない(雨や雪の時強くなるだけ)ので不要。基本的には太陽光発電のアップグレードと合わせたアップグレードが想定されている。
太陽光発電(★★★★)

柱の根本部分に設置されるソーラーパネルで、太陽が出ている間のみ発電する。太陽光発電特有の不安定さがあるが、それを補うほど発電効率が極端に良くアップグレードほぼ必須。昼夜のビジュアルのチェックを外す(常に昼状態)状態にすると、単体で異常な発電効率となる( 750[€/MW] )。
風の不足の調べ方

風力発電所を建てようとすると、上画像のようにその土地での電力生産量が表示される。オレンジの矢印は風量を示しているので、電力生産量が足りない場合には矢印が長いところに建てよう。風力発電所は道路や上下水道がつながっている必要がないので、山の上に建てて地下低圧送電線で道路までつなげればよい。
地形変更で風量を盛る

上画像のように風量が足りていないときでも地形変更で風量を増やすことができる。具体的には、風が吹いている方向に向かって登坂を作ると風量が増える(下画像)。これはバグではなく仕様。現実世界でも山に向かって風が吹くと風速が上がる現象が発生する。

パッチ(1.1.6f1)アップデート後の仕様変更について
パッチ(1.1.6f1)アップデートによって賃金の概念が新しく設定された。風力発電所には従業員がいないため維持費が非常に安い状態となり、全施設最高の発電効率となっている。CitiesSkylines2では現実に近い値を設定する傾向があり、この異常な維持費の安さは開発の意図しない状態の可能性もある。修正されるかも?。
石炭発電所(3位)


石炭発電所は明確なデメリットがある分、性能がそこそこ良い。問題となるデメリットも簡単に対処可能なので、比較的使いやすく初心者向けの発電所となる。特徴としては
・電力生産量が多い
・発電効率が良い
・大気汚染量が最も多い
・開発ポイントが合計で6必要(ガス発電解放で2消費 石炭発電所で4消費)
となっている。特に大気汚染の量はすさまじく、マップと風量にもよるが、マップ全体の1/4程度まで広がる。風向きには十分注意が必要。この大気汚染というデメリットさえなんとかできれば頼もしい発電施設となる。
発電には石炭を使用するため、石炭採掘所を建設していると維持費がすこしだけ安くなる。
維持費(初期状態)

維持費 669,000[€/月]
電力生産量 300MW
1MW発電するのに必要な維持費 2,230€
維持費(最大効率)

維持費 867,200[€/月]
電力生産量 400MW
1MW発電するのに必要な維持費 2,168€
アップグレード 追加タービン のみ
追加タービン(★★★☆)

追加のタービンを設置して電力生産量を1.3倍(300MW→400MW)にするアップグレード。維持費対効果が良く、アップグレードすることによって電力生産量あたりの維持費が安くなる。一方で、ただでさえ広い大気汚染と土壌汚染の範囲をさらに広げるのがデメリット。マップの1/4ほど大気汚染が流れる量になるので、マップの端において都市外部に排気を流すようにするとよい。または、風下に産業区などの大気汚染の影響を受けない施設を建てよう。
貯炭場(★★☆☆)

貯蔵できる石炭の量を4倍(500t→2000t)に増やす追加の土地が必要な複数回アップグレード可能な建物。最大で月に200t使用することと石炭を運搬する車は一度に20tまでしか運べないことを考えると、貯蔵量は多い方がよい。特に発電所までの道のりで渋滞が発生している場合は、石炭の輸送が間に合わないことがある。石炭の輸送が間に合わなければ一時的な停電となってしまうので、心配であればアップグレードしよう。
排気フィルター(★★☆☆)

大気汚染を50%減少させるアップグレード。もともとの大気汚染量が非常に多いので、減少効果はかなり大きい。しかし、そもそも大気汚染を気にするくらいなら最初からガス発電所を建てた方が良い。石炭発電所は大気汚染をまき散らす代わりに安い維持費で発電できることが他の発電所より優れているポイントなので、維持費を上げてまで大気汚染を減らすメリットがあまりない。施設の特徴とかみ合わないアップグレード。
高度加熱炉(☆☆☆☆)

資源消費を15%減らすアップグレード・・・・のはずだが、月あたりに消費する資源の量は変わらない。増えた従業員の賃金と維持費はきっちり請求されるため、完全にアップグレード非推奨。
地熱発電所(4位)


地下水があるところにしか建てることができない発電所。さらに大気汚染も発生させるので、建てられる条件が厳しい。開発ポイントも3必要で、序盤にはかなり痛い。地下水の場所も量も限られているので、建設数の限界もある。
ただし、その厳しい条件故に発電効率は原子力発電所並みとなっている。稼働させることができれば、ランニングコストをかなり安く抑えられることができ、資金が不足しがちな序盤でかなり頼れる存在となる。条件に合う場所があればぜひとも建設したい。
維持費(初期状態)

維持費 296,700[€/月]
電力生産量 150MW
1MW発電するのに必要な維持費 1,978€
維持費(最大効率)

維持費 489,100[€/月]
電力生産量 300MW
1MW発電するのに必要な維持費 1,630€
アップグレード バイナリーサイクル発電所
追加タービン
バイナリーサイクル発電所(★★★☆)

電力生産量を50MW追加するアップグレード。賃金を含めた維持費の割に電力生産量が多く必須のアップグレード。大気汚染量が少しだけ増えることには留意したい。
追加タービン(★★★☆)

電力生産量を100MW追加するアップブレード。こちらも賃金を含めた維持費の割に電力生産量が多いので必須のアップグレード。大気汚染だけでなく土壌汚染と雑音公害が増える点には注意。
高電圧変電所(★☆☆☆)

高圧送電線を接続するためのポイントを一つ増やす。接続ポイントはもともと一つあるので、基本的には不要。そこが近隣の施設でふさがれてしまっていて使えなかったときなどに使えるか。
初心者にはあまりお勧めできない発電所
以下については、初心者にはあまりお勧めできない発電所について解説していく。
注意点として、すべての発電所には一長一短がありここでで解説する発電所にも秀でている点はある。しかし、どうしても一短の部分が目立つものや、初心者やゲーム序盤向けではないものをここでは取り上げている。
小型石炭発電所


最初から使えるが、電力生産量が少なく発電効率もワースト1位の発電所。大気汚染がそこそこ発生するためデメリットも大きい。同じく最初から使える風力発電と比較すると、非常に悲しい性能差を見せつけられる。まず、4機建てたときの建設費と電力生産量が同じというのが悲しい。発電効率は風力発電の方が良く、必要となるスペースも少ない。小型石炭発電所には高圧電線を接続できるというメリットがあるが、電力生産量自体が少ないため高圧電線が必要ないのも悲しい。
総じて不遇の発電所。
維持費

維持費 111,300[€/月]
電力生産量 20MW
1MW発電するのに必要な維持費 5,565€
都市外部からの給電


変電所を使用した少し特殊な電力供給の方法。マップの端までつながっている高圧電線(外部接続されている電線)は、都市外部の発電所とつながっているという扱いになっている。そのため、この高圧電線を変電所につなげると、都市外部から電力が輸入される。電力を供給するための初期投資は変電所の3万[€]と高圧電線のみなので、とても安価に電力インフラを整えることができる。

一方で、使用した電力の利用料金はちゃんと徴収される。支出の「サービスの取引」の項目にカーソルを合わせると、電気の輸入によってどれだけお金が徴収されているのかがわかる。おおよそだが、1[MW]あたり10,000[€]請求されており、ランニングコストが異常に悪い。発電効率が最も悪い小型石炭発電所よりも、2倍近くコストがかかっている。
資金無制限の場合は安定供給と発電所の建設が必要なくなることから、逆にかなり重宝する。
原子力発電所


開発ポイントを14消費(ガス発電+石炭発電+原子力発電)してようやく建設が可能となる発電所。建設費も異常に高く、大量の水を必要とするので上下水道の増設も必要。かなりお金のかかる施設だが、建ててしまえば最高レベルの発電効率で都市を支えてくれるとても頼もしい存在。地質汚染や大気汚染も発生することなく、建設場所も選ばない。ただし、序盤や初心者には一切向いていない。無理に建てても過剰な電力生産が無駄になってしまい、維持費だけが重くのしかかってしまう。どちらかというと後半になって資金と開発ポイントが余り、省スペースで発電所が欲しいときに活躍する。
核燃料を使用して電気を発電する施設だが、核燃料自体が資源として存在しないので燃料費も存在しないことになっている。
維持費

維持費 1,220,000[€/月]
電力生産量 750MW
1MW発電するのに必要な維持費 1,626€
太陽光発電所


太陽光を使用して発電する施設。大気汚染と土壌汚染が無いうえに設置場所の制限がない。しかもパッチ(1.1.6f1)のアップデートで雑音公害も削除されたため住宅地周辺にも建設できるようになった。発電効率もかなり高く、太陽光が十分にある場合の発電効率は1086[€/MW]であり、発電所の中で最高の性能となる。
ただし、夜は発電できないという最大のデメリットがある他にも、雨・曇り・雪で発電効率が極端に落ち、12時付近でしか最高効率とならない。そのため供給が極端に不安定になり、かなり使いにくい。不安定さを補うためには、緊急バッテリーセンターや都市外部からの電力供給が必要になり、総合的にかかるコストはかなり高くなってしまう。カタログスペック上の数値は良いが、扱いにくいため初心者向けではない。
維持費(初期状態)

維持費 217,200[€/月]
電力生産量 0~200MW (天候・昼夜により大きく変化)
1MW発電するのに必要な維持費 ∞~1086€ (天候・昼夜により大きく変化)
維持費(最高効率)

維持費 292,200[€/月]
電力生産量 0~300MW (天候・昼夜により大きく変化)
1MW発電するのに必要な維持費 ∞~974€(天候・昼夜により大きく変化)
アップグレード 高度追跡システム
高度追跡システム(★★★☆)

電力生産量を100MW追加するアップグレード。維持費対効果が良く、発電効率を伸ばせる。残念ながら太陽光パネルが動いたりするわけではない。
高電圧変電所(★☆☆☆)

高圧送電線を接続するためのポイントを一つ増やす。接続ポイントはもともと一つあるので、そこが近隣の施設でふさがれてしまっていて使えなかったときなどに有用。
予備バッテリー(☆☆☆☆)

夜間の発電できない時間帯の電力供給を担うためのバッテリー。現状は後述のバグがあるため、緊急バッテリーセンターを建てる方が良い。
夜間のバッテリー(バグ?)
付属のバッテリーは夜間に使用されることが公式の説明にもかいてあるが、実際は一切供給されないという状態になっている。バッテリーがたとえ満タンでも隣の建物にすら供給されない。おそらく、夜間の場合は効率が「太陽光が不足-100%」となってしまい、この-100%がバッテリーの供給システムにも反映されてしまっている。
天候の影響

太陽が出ていたとしても、雨と雪と雲の影響で電力生産量が落ちてしまう。効率の項目を確認すると、太陽光が不足している場合は「太陽光が不足-30%」と表示がでる。この場合、電力生産量が30%低下するので発電効率も当然落ちてしまう。マイナスの量はその日の天候によって30%~5%で変動する。電力生産量が不足していた場合は、バッテリーから不足分の電力が供給される。
昼夜のビジュアルチェックを外した場合

オプション→ゲームプレイ
の項目で「昼夜のビジュアル」というものがある。これのチェックを外すと常に昼状態になり、夜の見えにくい状態で都市開発をしなくても良くなるというものである。この変更にはゲームプレイにも影響があり、つねに太陽が出ている状態となるため太陽光発電所が常に発電できるようになり最強の発電施設へと変貌する。発電効率が脅威の974€/MWとなり、発電効率は原子力発電所の1.5倍ほどになる。バッテリーセンターや電力の外部接続も必要なくなるため、まさしく最強。修正の可能性はある。
緊急バッテリーステーション


発電施設が停止した時や急な電力消費があったときの緊急時のバッテリー施設。太陽光発電システムの補助が主な仕事。太陽光発電を使用しない場合は、出番があまりない。緊急時には最大200MWの電源として機能できるが、200MWを維持できるのは2.5時間だけ。
維持費

追加蓄電池(★★★☆)

バッテリーの容量と出力を上げるアップグレード。容量と最大出力が増えるが、その分消費するバッテリーの量も増えるので最大出力できる時間は変わらない。維持費が安く使い勝手も良くなるのでアップグレードするメリットは大きい。
燃料発電機(☆☆☆☆)

バッテリー容量が5%を切ったあたりから動き出す発電施設。10%以上になると稼働を停止する。1機当たりの電力生産量は約7.5MWほど。発電効率が極端に悪くこの施設で発電するくらいなら、風力発電所を隣に一基建てた方が性能も良く安い。
水力発電所


水の落差によってタービンを回し発電する発電所で、マップにある川をせき止めるような形で配置すると機能するようになる。
地形変更による整地が必須で、土手を作るには少しコツがいる。ダムを設置するための水源にも条件があり、無理に水源周辺の地形の高度をいじると大洪水が発生する。ダム本体の建設費もかなり高く、小さいダムでもかなり高額で序盤ではかなりきつい出費。しかも小さいダムだと電力生産量がかなり少なくなってしまう。電力生産量を稼ぐために長いダムにすると、原子力発電並みの建設費がかかる。建設してもすぐ発電してくれるわけでもなく、水が溜まるまでは全く発電しない。
維持費を安くする目的で建てる発電所ではなく、外見目当てで建てる発電所。序盤に建てようとするとかなり苦労する。

条件が厳しい分、発電効率自体はかなり優れている。上画像のような簡単なダムでも発電効率は最高レベル。電力生産量はダムの全面と後面の落差とダムの幅によって決定され、維持費は一定。そのため、長く深いダムを建てるとそれ一つで都市全体の電力を賄うことができる。下画像のように電力生産量は20,000MW(原子力発電所27基分)を超えることもできるが、この電力生産量を実現するためにはマップの端から端くらいダムを伸ばす必要があるため現実的ではない。

維持費

維持費 87,500[€/月]
電力生産量 20,000MW
1MW発電するのに必要な維持費 0.4€ (20,000MW発電した場合)
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