都市が発展してくると、その都市の魅力度に応じて観光客が都市外部から訪れるようになる。観光客が増えると様々なメリットが発生する。そこまで大きいメリットがあるわけではないが、観光客の人数に応じてそのメリットも大きくなる。なるべく都市を魅力的な状態に保ち、多くの観光客が訪れる状況を作り出そう。
観光客とは

観光客は都市外部からやってきて、日帰りするか数日都市内で滞在したあと必ず帰る行動パターンをとる。市民とは完全に区別されており、人口にはカウントされず途中で市民に変わることもない。 このあたりの行動パターンについては別ページでまとめてあるのでそちらを参照してほしい。
観光客が増えるメリット・デメリット

観光客が増えるメリットは観光収入が増えるという点のみ。観光客は都市を訪れると商業施設でショッピングをしたり観光地を訪れるために公共交通・駐車場を利用したり、宿泊施設を利用したりする。これらの行動ではお金が消費され、その消費されたお金は都市の収益となる。この収益増加が観光客を増やす唯一のメリット。
観光客が増えることによるデメリットはほとんどないといってよい。あえて挙げるとするならば、観光客は移動に自家用車を使用することが多いので、わずかに渋滞が発生しやすくなるという点のみ。特に都市を出入りする主要道路が渋滞しやすくなる。ただし、観光客の人数はそれほど多くなく、公共交通を使用して都市外部から訪れる観光客もいる。そのため、あまり大きな影響はない。
観光客の増やし方

観光客を増やすためには、都市の魅力度を上げる必要がある。情報ビューの観光の項目を選択することで都市全体の魅力度を見ることができる。魅力度の最大値は100となっていて、都市内部の観光施設の量と質によって決まる。ただしここでの魅力度は上限が100だが、100になっていたとしても魅力度を持つ建物を建てることで都市の魅力度をさらに上げることができる。
また公共交通を充実させることで観光客を増やすことができる。特に都市外部と観光客の目的地(商業施設・ホテル・観光地)を繋げる公共交通を充実させることが重要。
魅力度の上げ方
都市の魅力度は観光客が訪れたくなるような指標のようなもの。魅力度が高ければ訪れる観光客の数も増える。観光客を増やしたい場合には、魅力度の高い建物を建てるのが最も手っ取り早い。
魅力度の高い建物を建てる

観光名所や公園などには魅力度という値が決められている。この魅力度が高ければ高いほど都市の魅力度増加に貢献する。建物によって魅力度が違い、最も高い魅力度の建物は中世の城の75となっている。

予約特典であるランドマークを所持している場合にはノートルダムの175が最も高い魅力度の建物となる。
観光地の魅力度を上げる

上の項目で説明した通り魅力度の最高値はノートルダムの175だが、条件次第では360近くまで上げることができ、理論値では370まで上げることができる。逆に、条件次第では魅力度は際限なく低下してしまうので、建物の魅力度が高い維持することが重要。
従業員の幸福度を上げて効率を上げる

従業員の幸福度が上がると建物の効率も上がる。そして効率が上がるとその分だけ魅力度も増加する。例えば効率が16%上昇すると、魅力度も16%(ノートルダムの場合は26)上昇する。幸福度の上げ方については幸福度のページを参照。
サービス予算を上げて効率を上げる

公園のサービス予算を上げることで、建物の効率を上げることができる。サービス予算は経済のタブで変更できる。効率が上がればその分魅力度も増加する。ただし、サービス予算を上げることは都市の財政負担がかなり大きくなってしまう。経済破綻が起きないよう注意が必要。
森の近くに観光地を建てる

付近に森がある場合は魅力度+10%される。森の判定はわりと緩く、少し離れた場所に樹木が建っていても近隣に森がある判定になる。森が無い場所でも植林することで「近隣に森+10%」の効果が得られるため、近くに森が無ければ植林しよう。
観光地を標高の高い場所に建てる

標高が一定以上あれば「標高+10%」の魅力度アップの影響を受けることができる。ただし、標高を限界高度まで上げても恩恵は+10%のまま。それどころか海岸線付近でも「標高+10%」の恩恵を得られることがある。
これは標高が0mだと魅力度は±0%となり、標高が60m上がるごとに+1%されていき最大で+10%となるため。また、マップによって海岸線や開始地点での標高が異なっているため、海岸線付近で+10%されるマップもあれば±0%になるマップもある。例えばタンペレでは開始地点の標高が80m程度。アーキペコラヘイヴンであれば900mとなっている。そのため、開始地点に同じ建物を建てても魅力度が10%の差がでてしまう。
マップの初期開始位置と海岸線の高度はこのページの最後にまとめてある。このマップの高度はMODを使用しないと調べることができず、画像もMODを使用している画面となっている。
特に注意すべきは
タンペレ 標高 80m
レイクランド 標高 100m
リバーデルタ 標高 120m
ウィンディフィヨルド 標高 200m
は開始地点の標高が低く、100m盛るごとに600mまで魅力度が1%ずつ高くなる。
浜辺付近に観光地を建てる

近くに川・湖・海があることで「近隣に浜辺+20%」の効果を得ることができる。汚水でも問題なく効果を得ることができる。水源までの距離が遠いと恩恵を受けることができないため、近くまで川を引くのも手。
都市全体の魅力度を上げる施設を建てる

特殊施設など、一部の建物は都市全体の魅力度を上げる効果を持つ。
衛星データ通信(+10%)
空港のアップグレード(+10%)
国際空港(+10%)
スペースX(+10%)
商業の特殊施設(1%×12施設)
これらは都市全体の魅力度を上げることができ、合計で都市全体の魅力度を52%底上げすることができる。維持費・建設費はかなり高額になっているので、余裕があるときに建てるようにしよう。
墓地に霊廟を建てまくる

墓地に霊廟を建てまくると墓地の魅力度を盛ることができる。最高値であるノートルダムの魅力度がどれだけ盛っても360ということを考えると、1794という魅力度は異常に高い。しかも建設数に上限が無い。さらに維持費はノートルダムと同程度になる。土地の面積だけは広大だが、破格の性能。
ホテル

魅力度がある程度高いと商業区にホテルが建つようになる。ホテルは日を跨いで都市に滞在する観光客が利用する。観光客の行動パターンやホテルの滞在状況については別ページでまとめてあるのでそちらを参照してほしい。
ホテルは商業施設に建つ建物の中でも特徴的。まず6×6マスに建つ高密度商業のホテルは背がかなり高くなる。また、小さい建物は赤・黄・緑色の変わった外見を持つ建物になる(画像左下)。

情報ビューで観光の項目を開くとホテルは紫色に着色される。また魅力度が高い場所は地面が緑色に着色される。
ホテルの建つ場所

ホテルは魅力度が高い場所に建つわけではない。都市全体の魅力度に応じて一定確率で建つようになっている。上画像のように魅力度が低い場所でも都市全体の魅力度が高ければホテルが建つ。ただし、魅力度が低い場所にホテルが建つと、観光客が宿泊せずホテルが廃墟になってしまう。そのため商業施設は魅力度が高い場所に設定した方が良い。
ホテルが建ちやすくなる区画の塗り方

ホテルは一度に大量に商業区画を塗ると出現しやすい・・・・かもしれない。バグの可能性もあるが、ホテルの出現優先度がかなり低く設定されている。そのため、細かに商業区画を塗るとホテルより優先される施設が建ってしまい、一向にホテルが建たない。一度に大量に商業区を塗ることでホテルが出現しやすくなる・・・・はず。
現在確認されているバグ
パッチ「1.1.10f1」リリース以降、観光客・ホテル関係でバグが発生している。開発も認知しているようで、修正に時間がかかるかは不明。
ホテルが満室なのに顧客が不足する

バグ報告フォーラムでも指摘されているバグ。部屋が満室まで埋まっているのに、顧客が不足アイコンが出る。というか、このホテルの大きさで36部屋しかないのはなぜなのか。
該当フォーラムリンク
観光客数が正しくカウントされない

上画像のように、見えている観光客数を数えても明らかに観光客数が足りない状況が発生する。
商業区画の塗り方によってホテルの出現率が変わる?

これについては仕様の可能性もあるため注意が必要。ホテルの建設優先度がかなり低く設定されているためなのか、商業区画の塗り方によってホテルの出現確率が変わる。塗り方を工夫することで上画像のようにある程度密集させてホテルを出現させることができます。
ホテルを出現させたい場合 → 広範囲を一度に塗る
ホテルを出現させたくない場合 → 細かく区画を塗る
開始地点と海岸線の標高まとめ
マップによって海岸線の標高が異なる。基準となる標高が低いと海岸線付近に観光地を建てても標高による魅力度ボーナスを得ることができない。マップによってはある程度観光地の高さを稼ぐ必要が出てくる。
山の村

アーキペラゴ・ヘイヴン

ウィンディフィヨルド

ウォーターウェイパス

グレートハイランド

コーラルリッチ

サンシャインペニンシュラ

スイーピングプレイン

タンペレ

ツインマウンテン

バリアアイランド

リバーデルタ

レイクランド

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