このページでは超初心者向けにMODの導入手順や用語解説をします。アップデートで追加されたParadoxMODのおかげでかなり手軽にMODを導入できるようになりました。また、発売予定であるPS5でもMODが楽しむことができるようになる予定です。そのため、MODについて全く知識のない方がMOD導入してみようとする機会も増えると思います。そんな初心者のために詳細に解説していきます。
目次
MODとは

MODとは「改造」という意味の「modification」の略語になっています。そのためゲームを自分好みに改造するためのツールをMODと言います。似たような意味で「チート」がありますが、あちらは対戦ゲームなどにおいてゲーム製作者の意図しない方法によってゲームを改造し、自分を有利にするような行為そのものを指すことが近年では多いです。ただし、どちらもゲームを改造するという点では同じです。
MODは誰によって作られているのか
MODは非常に便利でゲームをより面白くしてくれるツールです。中には有料で提供されてもおかしくないような機能を備えたものがあります。これらの非常に便利なMODは、ほとんどがこのゲームの開発者ではなく、私たちと同じようなゲームのプレーヤーによって作られます。そのため一部のMOD製作者以外は開発者からお金を一切貰わず制作されています。しかもそのMODを無料で公開してくれているのです。
MODは善意で作られている
MODを作る人はゲーム開発者ではないので、基本的にはほぼ無償(給料なしで)で作成しています。「このゲームにはこんなツールがあったらいいな」という思いとこのゲームに対する熱量で自分の時間を割いてMOD作成をしてくれています。
MODの使用による結果は自己責任
MODは開発者ではない第三者が制作しているので、ゲームが不安定で重くなりやすくバグがあったとしても不思議ではありません。MODの導入によって最悪の場合はセーブデーターやゲームデータが壊れます。しかし、それで開発者に文句を言うのは非常にナンセンスです。そもそもMODの使用については自己責任であり、その結果はMODの使用者の責任です。またMOD製作者もそのような結果になることを望んでおらず、ゲームに悪影響が無いよう努力をしてくれています。
製作者に感謝を忘れずに
MOD製作者には敬意を払いましょう。MOD制作への感謝をフォーラムで伝えたり、バグがあれば報告するべきです。また、敬意はPayPalでお金によって伝えることもできます。パラドックスMODの公式ページから個別のMODページに飛べばPayPalでお金を送ることができます。

安全性について
第三者が制作したプログラムをパソコンに入れるのは危険が伴いますが、ParadoxMODについては比較的安全だと言えます。ParadoxMODはオープンソースで作成されているMODなので、悪意があるプログラムがあれば発見されます。そのため有名なMODや長期間作成が続けられているMODはかなり安全であると言えます。
一方でParadoxMOD以外からダウンロードするMODのについては、安全性が確保されていません。すべてが危険というわけではないですが、MODについて知識が無ければダウンロードしない方が得策だと言えます。今回はParadoxMODでのダウンロード方法のみ解説するため、比較的安全なMODの導入方法です。
MOD導入方法
MODの導入にはParadoxアカウントが必要になります。アカウントを全て持っている方は右上のログインボタンからログインしましょう。今回はアカウントを作る方法から解説します。アカウントを持っていない場合は、左側の「ParadoxMOD」のボタンをクリックしましょう。

ログインするか、アカウントを作成するか聞かれます。今回はアカウントを持っていない場合を想定しているので、下の「アカウントを作成」のボタンを押します。

メールアドレス・パスワード・国・生年月日を入力します。すべて入力して「アカウント作成」ボタンを押します。

メールアドレスに確認用のメールが送られます。認証の必要はないのでこのまま進むことができますが、念のためメールが届いているか確認した方がよいでしょう。

「OK」ボタンを押すとトップページに移動します。この状態でログインできていればメールアドレスが一部表示されています。筆者はSTEAMアカウントなので、右上にSteamアカウントの表示が出ました。

もう一度「ParadoxMOD」ボタンを押します。

MODの自動アップデートが入ります。

MODのページになります。左上の「☆注目」のページにして以下の4つのMODを練習のため入れます。
アイコン用前提MOD「Unified Icon Library」
前提MOD「EXTRA LIB」
日本語化前提MOD「I18n EveryWhere」
建築物移動「Move it」

「Unified Icon Library」「EXTRA LIB」「I18n EveryWhere」については前提MODと呼ばれるもので、他のMODがうまく機能するために必要なMODとなっています。大抵のMODがこの3つを必要とすることが多いので、一番最初に入れます。まずは「Unified Icon Library」の画像のところをクリックします。

「Unified Icon Library」の専用ページに来ました。右上の「アクティブなプレイセットに追加」というボタンを押すと、MODのダウンロードが開始されます。同じようにして、「EXTRA LIB」「I18n EveryWhere」「Move it」のMODもダウンロードしましょう。

次に上の「PLAYSET」のボタンを押すと、MOD数が4で「有効」となった「Inital playset」というプレイセットが出てきます。これをさらにクリックすると、

ダウンロードしたMODの一覧が表示されます。MODを新しく追加した場合は、右側の「ロード順をリセット」ボタンを必ず押してください。MODは読み込む順番によってエラーが出ることがあるのですが、このロード順をリセットすることによって大抵の場合はエラーを回避できます。新しくMODを追加したときは、必ずロード順のリセットを行いましょう。

右上の「×」ボタンを押してトップページに戻ると、通知の欄に「有効なコードMODのリストが変更されました」と出ています。MODリストにMODを追加・削除・修正を行うと毎回出てきます。この状態ではMODが正しく読み込みされないので、ゲームを一度終了します。

ゲームを再度立ち上げるとMODの読み込みが開始されました。
最後に導入したMODが機能するか確認しましょう。

右下の十字のマークが今回いれた「Move it」のアイコンです。ここをクリックすることでMODツールを起動できます。実際にクリックして起動しましょう。「Move it」は設置された道路を移設できるMODです。その他にも機能がありますが、それらについてはMODの解説ページを参照してください。

道路をドラッグ&ドロップすることで移動させることができました。このほかにも様々なMODがあります。MOD一覧ページで紹介をしていますので、気になるMODを入れてみましょう。
MOD導入時の注意点
セーブをこまめに行う
MODはセーブデータをクラッシュ(起動不可)させる場合があります。そのため、セーブはこまめにファイルを分けで保存しましょう。
一度に大量にMODを入れない
初心者がやりがちなミスですが、MODを一度に大量に入れた場合にバグや起動不可に陥ると、どのMODの影響でバグが発生したかがわからなくなります。MODは少しずつ入れるのと、毎回、起動・動作確認をするのはMODの基本です。
MODの機能を一つ一つ確認する
MODの機能は大抵英語で表記されています。そのため、どのボタンにどんな機能があるかは手探りです。このサイトではMOD一つ一つについてなるべく詳細に解説していますが、それでも不十分な場合があります。どのMODによってどんな変化があったのかを理解できていないと、トラブルがあった場合は解決するのが困難になります。
新しくMODを入れたらロード順をリセットする
上にも書いてありますが、MODの読み込み順でエラーが出る場合があります。MODを追加したらリセットを忘れずに。
最後に(筆者の主観です)
MOD開発者は神です。信仰心(敬意)を忘れず、捧げもの(PayPal)と祈り(感謝のコメント)をささげましょう。
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