道路の劣化と整備用施設

電気通信・インフラ

 道路は都市のインフラにおいて非常に重要な要素となっているが、交通量に応じて劣化してしまう特徴がある。劣化を放置すると通行する車両に様々な悪影響が発生しやすくなってしまう。そうならないようにするためには、定期的なメンテナンスが必要となっている。

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道路整備状況(劣化)の仕様

 道路の整備状況を見るには、左側の情報ビューから道路の項目を選択する。すると上画像のようになり、整備状況が赤~緑で表示される。その他にも、整備車両や整備拠点等がハイライトされ、道路状況が確認しやすくなる。

 劣化状況による道路の外見の変化

 劣化状況は道路の外見にも影響を与える。上画像は右側の道路が整備状況が悪い状態で、左側が整備状況が良い道路となっている。右側の道路にはタイヤ跡や亀裂があり、道路が劣化していることがわかる。

 道路劣化原因

 道路が劣化する原因は3種類ある。
 最も大きく劣化させるのは交通量。通過する車両の数に比例して劣化具合が早まる。当然交通量の多い道路は頻繁なメンテナンスが必要となる。
 2番目に大きな劣化原因は降雪。雪が降るだけで道路が劣化する。マップ全体の道路が一律で劣化するので、都市の規模や道路の長さによっては必要になるメンテナンスの量が一気に増える。マップによっては雪が一切降らない場所もあるので、雪が降るマップの方がメンテナンスにかかる費用が大きい。
 最も影響が少ない劣化原因は時間経過。ほとんど誤差のレベルだが時間が経つと劣化する。

 劣化による悪影響

 道路が劣化すると2つの悪影響が発生する。

 一つは通行スピードの低下。これは動画を見てもらった方がよい。上側にある道路と下側にある道路は同じ種類の道路だが、通行スピードがかなり違う。動画の7秒~8秒あたりで通行する赤いトラックが道路の端から端まで通行するフレーム数を比較した。整備済の道路を通行したトラックは65フレームで端から端まで到達したのに対し、最大劣化状態の道路を通行したトラックは150フレームもかかった。そのため、最大まで劣化した道路は最高速度が60%程度低下する計算となる。

 もう一つは交通事故発生確率の増加。検証のために3万人都市で道路を一切整備しない町と、完全に整備された同じ町・同じ月・同じ期間で比較した。その結果月間の事故件数は整備しない町が15件整備した町が9件と有意に差がついた。そのため、最大まで劣化した道路では自己発生率が1.6倍程度増加すると考えられる。

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道路整備関連車両・施設

 現在道路整備関連施設は1種類のみとなっており、所属する車両は2種類となっている。

 道路整備車庫

 道路を整備するための唯一の施設。高度ロードサービスをアンロックすることで使用できるようになる。そこそこの大きさがあり騒音公害もあるので、町外れに建設するのがおすすめ。都市中心から離れていても道路さえつながっていれば巡回してくれる。

 維持費

 追加車庫(★★★★☆)

 整備車両の台数を1.5倍(10台→15台)に増やすアップグレード。従業員の賃金を含めた維持費の上昇は23,400[€/月]。維持費は1.37倍に上がるので費用対効果はそこそこ良好。騒音公害がさらに増えるのはネックだが、そもそも郊外に建てることが多いのであまり問題にもならない。

 道路整備車両

 道路を整備するために都市内を巡回する、道路整備車庫に所属する車両。事故が発生した場合には現場に駆け付けるが、一定時間周辺に待機したあと特に何もせず車庫に戻る。ヨーロッパ風と北アメリカ風で外見は変わらない。
 道路の整備状況が悪い箇所があると道路整備車庫から発車する。マップの端から端まで整備するのでおそらく稼働範囲は無い(特区で制限する場合は別)。整備するためには一時停止する必要があり、一度に整備できる範囲が非常に狭い。そのため頻繁に道路上で一時停止と発進を繰り返すので、道路の交通の妨げとなる。

 特に一車線の道が長く続く場所があると、道路整備車両は渋滞の原因となる。道路を2車線にアップグレードすることで追い越しが可能となり渋滞は発生しにくくなるので対策をしよう。特にジャンクションは交通量が多く分岐から合流までの間は1車線が長く続く場合があるので、整備車両で渋滞になりやすい。力作のジャンクションが整備車両で渋滞にならないようにするためにも、合流~分岐の間は2車線にすることをお勧めする。

 除雪車

 降雪時に道路整備車両に変わって発車する車両。基本的な性能・機能・動作は全く同じで外見のみ変更されたものになっている。そのため、除雪車で道路の整備をしている扱いになる。

道路整備車庫を一切建てないという選択

 整備車両が頻繁に一時停止を繰り返し、渋滞を発生させるのは非常に煩わしい。最も簡単な対策は道路整備車庫を一切建てない(すべての道路の劣化を放置する)という方法。都市外部から整備車両が派遣されることもないので、一切現れなくなる。
 デメリットとして車両スピードが60%低下し事故率が1.6倍になるが、都市に与える影響は大きくない。道路の見た目が若干汚くなるが、整備車両による渋滞発生マークの方がよっぽど目についてしまう。

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