歩道橋を使ってくれない

攻略トピックス

 交差点では頻繁に右左折車の進行を歩行者が妨害している。歩行者の量が少なければ、歩行者の隙間を縫って車が通行することもできるが、歩行者の量が多すぎると右左折が一切できない状況にもなりえる。そうなると少ない交通量でも渋滞が発生しやすい状況となってしまう。
 そのような状態の時に有効な対策が歩道橋。歩道橋を使ってくれれば、歩行者は右左折車の邪魔をすることがなくなる。ただし、歩道橋の作りによっては歩行者は無理やり道路を横断するようになってしまう。これは経路選択AIによる影響で、ゲームとしてはバグではなく仕様
 このページでは簡単な経路選択AIの仕様経路選択AIが使うようになる歩道橋の作り方について解説する。経路選択AIの詳細は別ページでまとめてある。

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経路選択AIの特性を理解する

 路選択AIは簡単に解説すると横断した場合の危険度と歩道橋を使ったときのタイムロスを天秤にかけている。具体的には、歩道橋を使ったときに一定時間以上余計に時間がかかる場合は、道路を無理やり横断する方がメリットが大きいと判断する。そのため、横断橋には無駄に遠回りし設計が求められる。

 横断歩道がなくても横断するのは仕様

 ここに横断者が多くなるような交差点を作成した。横断歩道は削除してあるが横断歩道がなくても歩行者は横断するようになる。少し離れたところに横断歩道があり、そちらを通れば安全に横断できる。しかし、この交差点を横断した方が時間のロスがとても少なくなるため、AIは横断することを選択している。

 横断する市民の年齢を調べてみると、横断しているのはほとんどが大人。これは経路選択AIの項目にもあるように、大人は経路選択で安全よりも時間を最も大切にするため。ただし、全ての大人が無理やり横断をするわけでもなく、他の年齢層が一切横断しないというわけでもない。あくまで傾向があるということ。

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利用率が高まる歩道橋の作り方

 どのような設計にすると歩道橋の利用率が高くなるのかについて解説する。

 最短移動経路を考える

 横断するため人が通る最短経路を白線で示した。ここでは特に赤線の経路について考える。赤線は最短の経路なので、これを大きく外れる歩道橋を建てると横断の時間ロスも大きくなる。一定以上時間ロスが大きくなると、経路選択AIは道路を無理やり横断してしまうようになる。そのため、赤線に沿った歩道橋が最適となる。

 最短経路に近い歩道橋を建設する

 これが赤線経路に沿った歩道橋。歩道橋を建設してから3秒後くらいの画像だが、すでに歩道橋を歩き始めている

 すさまじい利用率になっている。赤線の経路を通る市民は全員歩道橋を使ってくれているが、他の経路には対応していないのでむりやり横断する市民が存在する。

 ラウンドアバウトになってもよいのであれば、最適解はおそらくこの形。5分ほど経過しても、道路をむりやり横断する市民はいなかった。X(旧ツイッター)に動画も投稿していますので、そちらも確認してみてください。

 歩道橋の悪い例

 上画像のような歩道橋は現実に即している形だが、利用率が低くなりやすい例となってしまう。最短経路(赤)に対して、歩道橋を使った経路(青)が極端に長い。そのため、歩道橋を使うことによる時間のロスがとても大きくなり、道路を無理やり横断する方が優先されてしまう。数分観察しても、歩道橋の利用率はとても低く道路を無理やり横断する市民が多かった。

歩道作成時の注意点

 歩道橋を作成するときにはいくつかの注意点がある。

 道路上に歩道橋を建てない方が良い

 上画像赤枠のように道路の歩道の部分に支柱を建てることができる。このような方法で歩道橋を建てると道路の種類を変更したいときになどに歩道が邪魔になることがある。問題ない場合もあるが、今後の拡張性のことを考えると歩道橋の支柱は道路上にない方がよい。

 6車線以上の道路に歩道橋を架ける場合はスナップを外す

 6車線以上の道路に歩道橋を架ける場合には、上画像のような全スナップが無効の状態で作成することをおすすめする。これはスナップが効いていると6車線以上の道路に歩道橋を建設することが難しくなるため。

実際にスナップが効いていると、歩道橋を架けること自体は難しくない。しかし、上画像のように片側に支柱が2つできるようになってしまう。

 この片側に支柱が2つある状態だと、上画像のように3方向に歩道橋を建てようとしたとき「無効な形状」となってしまう。

 対策としてはスナップを外して道路の支柱を交差点側に寄せて建設する。こうすることで支柱が1本の状態で橋を架けることができる。

 8車線道路に歩道橋をかける場合は中央分離帯に支柱を建てる

 8車線道路では、道路上に支柱を建てずに歩道橋を架けることができない。そのため道路のどこかに支柱を建てる必要がある。最もおすすめなのは中央分離帯のみに支柱を建てる方法(赤二重丸)。この方法だと道路を後から変更などしたときに制限が少ない。また他の歩道橋の量端は高さが最低でも8.75mないと建てることができない。赤二重丸の歩道橋は両端が6.25mの高さがあれば建てることができる。歩道橋の両端が低いと、地上に歩道を繋げるための経路が短くすることができるというメリットがある。そのため、中央分離帯にのみ支柱を建てることをすすめる。

 歩道を道路につなげるとき横断歩道ができないように注意する

 歩道橋を道路の歩道部分に接続するときには注意が必要。歩道を道路に近づけすぎると、道路に横断歩道ができてしまう。上動画を見てもらった方が速い。横断歩道ができてしまうとそこを横断してしまうようになる。横断歩道ツールで消すこともできるが、非常に手間。

 歩道橋が繋がっていないバグ

歩道橋が使われない原因として、歩道橋と歩道が見た目ではつながっていても内部処理的につながっていないことが原因となることがある。

歩道橋の高度が歩道と合っていなくても、グラフィック上は歩道とつながっているように見えることがある。内部処理的にはつながっていないため歩行者は利用できない。

横から見た写真。これは極端な例だが、高度が少ししかずれていない場合でもこの現象が発生することがある。ちゃんとつながっていれば少なくとも数人は利用者が出る。歩道橋の利用者が全くいない場合はこのバグを疑ってみよう。

全く利用されていない。

交差点横断歩道

 歩道橋は交通量が多く人口密度が高い地域で必要となることが多いため、道路が広い場合のおすすめな歩道橋の作り方について解説する。これはあくまで一例なので、これが絶対というわけではないことに注意してほしい。

 最小井型

 作りが単純で7車線道路まで対応可能な歩道橋。ただし、交差点周辺のセルがほとんど使用不可能になってしまうのが欠点。

 井形の横断橋は交差点周辺のセル(赤枠の部分)が使用不可能となってしまう。

 8車線対応井型

 8車線(中央分離帯あり)対応型。中央分離帯で支柱を挟むことで8車線でも歩道橋を通せる。

 地下井形型

地下写真

地上写真

見た目がとてもすっきりしていて良い。道路が広かったり複線になっていたりしても簡単に作成できる。対応力は一番。ただし歩行者が見えないのが面白みに欠ける。

 省スペース歩道橋

 最も省スペースになる交差点の歩道橋。交差点周辺の3×3マスしか圧迫しない。

 ラウンドアバウト対応型(最小スペース)

 開発で作れるようになるラウンドアバウトは建築物扱いのため、その上(緑色の円の上)に歩道橋を設置できない。そのため下の画像のようなぐるっと周囲を回る歩道橋が必要になる。作成が少々手間ですが利用率も高くなり、小スペースで建設できる。

利用率はほほ100%。交差点付近の区画も3マス分しか圧迫しないので都心でも使える。

アップデート後使えなくなった歩道橋

 いつかは不明だがアップデート後から使用できなくなった歩道橋。交差点の中心に支柱を建てるタイプの歩道橋は使用がかなり厳しくなった。具体的には交差点の中心に支柱を建てると小さなラウンドアバウトになるのだが、この状態で周辺に歩道を繋げることがかなり難しくなっている。そのため以下の歩道橋はほぼ作成不可能となった。

 x型

交差点がラウンドアバウトになってしまうが、大きい交差点でも対応できる。また、歩道との接続を工夫することで交差点から3マスまでしか歩道橋として使わない。都心で1マスでも無駄にしたくない場合に。利用率もそこそこ。

画像内数字は高さ。次の項目で解説するバグに要注意。

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