公共サービスの輸入取引

基本情報

 パッチ「1.1.5f1」から導入されたシステム。都市条例の「輸入した公共サービス」にチェックを入れることで、都市内部に十分な医療消防警察葬儀ゴミサービスが無い場合に、都市外部からサービス車両が来てくれるようになる。サービス施設を建設する手間が省ける一方で、人口に応じた利用料の徴収が強制的にされてしまう
 アップデート前は、都市内部に十分な医療・消防・警察・葬儀・ゴミサービスが無い場合に、都市外部からサービス車両が勝手に無料で来てくれるようになっていた

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輸入されるサービスについて

 サービスの種類は医療・消防・警察・葬儀・ゴミ収集のサービスのみ。郵便公園整備・道路整備・災害福祉・公共交通などのサービスは提供されない。

 都市外部のサービス車両のルート

 「輸入した公共サービス」にチェックを入れると、公共サービスの車両は都市の外部接続点(上画像であればマウンズビル)から車両が出発するようになる。このように都市外部から出発したサービス車両の詳細を見ると、出発地点が外部接続名(マウンズビル)になるため、都市内部のサービス車両と見分けが付くようになっている。外部接続点が無いとサービス車両が到着できなくなってしまうが、そもそも外部接続点が無ければ人口は増えないので基本的にはなにもしなくても機能すると思ってよい。

 サービスの質

 サービスの質についてはかなり悪いことがわかっている。まず、外部接続点から車両が発車するため、都市中心部に到達するのにかなりの時間が必要となっている。そのため、時間経過で発生する救急車待ち・霊柩車待ちのアイコンが非常に出やすくなってしまう。
 警察や消防は事件や火事が発生してから到着するまでの時間が重要となっていて、到着が遅いと犯人を逃したり延焼したりする結果となってしまう。そのため、犯罪率の増加・火事の規模拡大が起こりやすい状態となる。

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公共サービスの料金

 公共サービスの料金は単純な仕組みで決定されている。人口が0人の場合でも「輸入した公共サービス」にチェックを入れることで月額合計155,000[€]徴収され、内訳は上画像の通り。

そして人口が999人までは金額が変化しないが、1000人を超えると155,000[€]値上がりして月額合計310,000[€]を徴収されるようになる。以降1000人増えるごとにサービス料金が155,000[€]ずつ増加していく仕組み。ちなみに、都市内部に同様サービスが充実していて稼働台数が少なくても割引等は一切ない。

そのため人口が20万の都市では3115万[€/月]というとんでもない金額のサービス料金を徴収されることになる。しかも、この金額に見合うだけのサービスを得ることはないため、完全に税金の無駄となる。

 サービス施設の維持費と利用料の比較(人口2万の場合)

 2万人都市の場合で比較する。人口が2万の場合はサービスの利用料が合計で325万[€]必要となっている。

 警察サービスの利用料

 警察のサービス利用料は105万[€/月]となっている。これは賃金を含めた都会の警察署18個分の維持費となっている。2万人都市でそれほど多くの警察署が必要になることはないため、初期投資として建設費が必要となるが警察署を建てた方が明らかに安い

 医療サービスの利用料

 医療サービスの利用料は52万[€/月]となっている。これは診療所の9個分の維持費となっている。こちらも、2万人都市では3個もあれば十分なため、診療所を建てた方が安上がり

 葬儀サービスの利用料

 葬儀サービスの利用料は52万[€/月]となっている。これは火葬場の9個分の維持費火葬場を建てた方が安上がり

 火災救護サービス利用料

 消防のサービス利用料は105万[€/月]となっている。これは都会の消防署38個分の維持費。比べるまでもなく消防署を建てた方が安い

 ゴミサービス利用料

 ゴミサービスの利用料は52万[€/月]となっている。これはリサイクルセンター2.5個分の維持費。2万人の場合リサイクルセンターは一つで十分のため、こちらもゴミ処理施設を建てたほうが安い

 結論

 人口が2万人を超えた時点ではすでに、都市外部のサービス車両に頼ることは一切推奨できない。町の外れや適当な場所にでもサービス施設を建設した方がはるかに安上がりになっている。資金無制限になっている場合でも、「救急車待ち」「霊柩車待ち」のアイコンが出る原因となるため非推奨。

 サービス施設の維持費と利用料の比較(人口1000未満の場合)

 人口が1000未満の場合のサービス利用料は155,000[€/月]である。サービスごとに個別に見ても大差が無いため、ここでは合計金額で比較する。

都市外部のサービスを使わない場合

小さな警察署    27,600[€/月]
小さな診療所    11,800[€/月]
火葬場       58,500[€/月]
消防本部      28,900[€/月]
ゴミ埋め立て施設  62,100[€/月]

合計 188,900[€/月]

人口1000人未満の場合は、すべてのサービスを最小にしたとしても維持費が15.5万を超えてしまう。そのため1000人未満の町では外部サービスに頼った方が安くなるという結果に。ただし、1000人を一人でも超えた場合は維持費が逆転してしまうため、注意が必要。





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