住民の交通量制御方法

攻略トピックス

 都市設計において重要な要素として交通量がある。同じような町を作成しても予想よりも交通量が多い時や少ない時があったため、どのようにして交通量が決定されるのかについて検証した。ここでは運転手や乗客が設定される自家用車とタクシー(2種類)の制御について解説する。トラックの交通量を減らす方法については別ページで解説している。

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とにかく簡単に交通量を少なくしたい場合

 とにかく原理とかいいから簡単に住民の交通量を減らしたい場合は下記を実践するとよい。ただし注意点として、交通整理というこのゲームの醍醐味を否定するやり方なので、「本当に交通量が多すぎて渋滞が解消できない」という状況でなければ、下記の方法は使わない方がよい。

駐車場を建てない(自家用車を減らす)
・路上駐車できないように路肩を街路樹で潰す(自家用車を減らす)
タクシー車庫を一切建てない(タクシー車庫管理のタクシーを減らす)

 上記のことを徹底することで、70%近い交通量を減らすことができる。ただし、人口が増加しているタイミングでは、都市外部から移住のためのタクシーが増加する。この人口増加タイミングでのタクシー量増加は、減少させる方法が手間。少しでも減らしたい場合は上の3つの方法と後述する方法を実践すると良い。

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車両の分類

交通量を制御するために重要な要素として、車両の種類が重要となる。車両によって制御の方法が異なるため、種類ごとに解説する。

 自家用車(個人車両)

 自家用車は、世帯ごとに持つ車両。車両の詳細を見ると個人車両との記載がある。おおよそだが、都市内部に十分に駐車場があれば人口10人あたり1台の割合で所持するようになっている。

 市民転入時の挙動

 転入時は住居周辺に空き駐車場があれば都市外部から発車するようになっている。ただし、発車時に空いていたとしても、移動中に目標の駐車場が満車になることがある(というか、この理由で頻繁に目的地を変更するため、おかしな車の挙動が増えている)。その場合は近くの別の駐車場を探すようになっているが、周辺にも空き駐車場が無ければ出発地点まで戻るようになっている。
 転入時に空き駐車場が無ければ転入は保留される。他交通手段を使用して転入しようとしないため、都市内部に十分な駐車場が無ければ人口増加スピードが緩やかになる。

 出勤・ショッピング時の挙動

 出勤・ショッピング時は自家用車を使用するか、公共交通を使用するか、タクシーを使うかで天秤にかけられる。年齢に合わせた経路選択AIによって決定されるが、自家用車は駐車料金が安い方が選択されやすくなる。駐車料金が高くタクシーの最低運賃や公共交通の運賃が安いと、例え自家用車を持っていたとしても自家用車が使われなくなる

 自家用車を減らす・増やすには

 上記のことで察しは付くが、自家用車の数を減らすには駐車料金を上げるかそもそも駐車できるスペースを消すことが最も有効的。住宅区の建物には少量の駐車スペースがあるため自家用車をゼロにすることは不可能だが、中密度以上の住宅は住人の数に比べて極端に駐車場が少ない。一部の高密度には駐車場が無いため、住宅区の建物を厳選することで自家用車が1台もいない都市も作成可能

 逆に増やしたい場合は駐車場を十分配置することと駐車料金を安くすること。住宅地周辺に人口の1/10程度の駐車スペースがあれば足りる。駐車スペース(路駐除く)の総量は情報ビューの道路のタブから調べることができる(上画像)。

 タクシー(タクシー車庫管理)

 タクシーには2種類あり、タクシー車庫で管理・発車されているものと都市外部で管理されているものがある。ここではタクシー車庫管理のタクシーについて解説する。タクシー車庫管理のタクシーは詳細を確認すると所持者の項目にタクシー車庫と記載がある。こちらのタクシーの収益は都市の収益となる。

 市民転入時の挙動

 タクシー車庫で管理されているタクシーは、都市外部の市民が転入されるときには使われず、転出時のみ使用されるようになっている(転入時は下記の都市外部管理タクシーが使われる)。転出時はタクシーが迎えに行って都市外部まで送り届けたあと、タクシー車庫に帰る。

 出勤・ショッピング時の挙動

 タクシー車庫管理のタクシーは、市民が出勤・ショッピングに出かけるときによく利用される。タクシーがタクシー乗り場まで迎えに行くか、配車センターがアップグレードされている場合は乗車客のところまで迎えに行く。目的地まで送り届けたあとに別のタクシー待ちの客がいれば、タクシー車庫に帰ることなく業務を継続する
 タクシーの最低運賃が高ければ高いほど、タクシー乗り場まで遠いほど他の交通手段が利用されやすくなる。ただし、タクシー車庫が配車センターのアップグレードをしている場合は、タクシー乗り場までの距離が関係なくなる。そのため、初乗り料金をゼロにして配車センターをアップグレードすると、タクシーの利用率がすさまじいことになる。タクシー車庫にある全ての車両がほぼ常時使われるようになる。

 タクシー(タクシー車庫管理)の減らす・増やすには

 タクシー車庫管理のタクシーを減らしたい場合は、タクシー車庫を建てなければよい。すでに建設している場合は、最低運賃を上げるかタクシー車庫を破壊することで減らすことができる。

 逆に交通量が物足りない場合には、配車センターをアップグレードしたタクシー車庫の数を増やし最低運賃をゼロにすると、車庫にある台数分交通量が増える。タクシー車庫も拡張車庫のアップグレードを複数回行うことで一気に200台のタクシーを増やすことができる。

 タクシー(都市外部管理)

 タクシーには、都市外部で管理されているタクシーが存在する。都市外部で管理されているタクシーは、詳細を確認すると出発地点として外部接続名が書かれている。

また、このタクシーが利用されていたとしても、都市には一切の収益が発生しないのも特徴。

 市民転入時の挙動

 市民が転入するときには、住居の近くまで送り届けそのまま帰宅する。転入する方法が複数準備されていない場合はかなり積極的に使用される傾向にある。

 出勤・ショッピング時の挙動

 都市外部管理のタクシーが市民の出勤・ショッピングに使われることは無い。都市外部から転入する市民を送り届けたら、タクシー乗り場に乗客が待っていたとしても都市外部へと帰宅する。ただし、都市外部の市民が都市内部の施設に出勤・ショッピングするときには利用される。

 都市外部管理のタクシーを減らす・増やすには

 都市外部管理のタクシーを減らすには、全ての外部接続地点と都市内部を結ぶ公共交通を作成する。外部接続地点は道路・鉄道・航路・空路の4種類ある。それぞれをバス旅客鉄道旅客船旅客機で結ぶことで都市外部管理のタクシーの量を減らすことができる。特にバスの外部接続は忘れがちなので、少しでもタクシーを減らしたいときには忘れないように。

 逆に外部接続地点との公共交通を一切作成しなければ、都市外部管理のタクシーを増やすことができる。


以降は筆者の主観多め内容

 以降の内容については、主観多めで筆者の個人的内容も多めのため、有用な情報は少なく誤情報も含まれる可能性が高いです。それでも良いという方のみご覧ください。





 そもそもなぜこの検証をしたか

 人口40万の都市を作る計画の中で、中央に渋滞対策を完璧にした高速を通し大量の車両が渋滞することなく流れる様子を見たいと考えたが、実際に作成すると閑散とした中央高速になってしまった。人口増加時のみ大量のタクシーが流れ、人口が安定すると高速は再び閑散としてしまった。他の道路も閑散としていて、せっかく渋滞対策を施した道路が無意味となってしまった。適度に道路に車両を通すためにはどのようにしたらよいかという思考のもと検証を行った。

 駐車可能台数=都市内部の車両数

 先に言ってしまうと、都市内部の駐車可能台数が極端に少なかったことが原因だった。高層ビルを敷き詰めることばかり優先してしまい、その分駐車場の数が少なくなっていた。今作では車両が突然ポップすることもないので、都市内部の車両数が少なければ都市の交通量も少なくなるのは当然だった。

 駐車場をばらけて配置することも重要

 駐車場へ向かう・駐車場から出る車両が都市内部の主たる交通になるので、一か所にまとめて配置すると周辺で必ず渋滞する。そのため、地下駐車場だけでなく、小さい地上駐車場などもこまめに配置することが重要だった。

 

 

 

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