公式よりParadoxMODでリージョンパック「ドイツ」がダウンロード可能になった。これはベーズゲームに含まれていないため、必ずParadoxMODにて手動でダウンロードする必要がある。
ParadoxMOD リージョンパック「ドイツ」リンク
また、クリエイターによる開発日記も公開されている。
開発日記リンク
目次
概要
そもそもリージョンパックとは
日本・中国・東ヨーロッパ・フランス・ドイツ・イギリス・東海岸アメリカ・西海岸アメリカ
の8種類の国をモチーフとした2500種類のアセット群のこと。これらは全て無料で提供され、すべてのプレイヤーが利用可能となる。
リージョンパック「ドイツ」
リージョンパック「ドイツ」はArmesto、Feindbold、Titanの3人によって作られたドイツ風の建物を含むアセット群。前提となる知識として、ドイツは様々な地方・民族・宗教の集まりで成り立っており、ドイツ式という単一の様式が存在しないということ。例えばレンガ造りの建物は主に北部で見ることができ、木造建築の建物は南部で見ることができる。そしてそれらを違和感なく融合させドイツ風の街並みを再現するために必要なアセットを詰め込んだのが、このリージョンパック「ドイツ」となっている。開発日記でも触れられているが、ドイツの都市部ではドイツ風の建物を見ることはできず、これらの建物は地方のみに存在している。ゲームの仕様としてもこれは反映されており、これらのアセットを都市中心部に配置されることは想定されていない。都市中心にはよりふさわしい建物が用意されている。

アセット数については言及されていないが、MODのサイズは1.1GB。フランスのMODが3.5GBだったことを考えると、比較的少ない。

Find it などのアセット検索系MODで「GER」と検索するとかなりの数が出てくる(GERはドイツのアセットの名前)。
アセットの種類

今回用意されているアセットは
・中密度住宅
・複合住宅
・特殊施設×3
・教育施設×3
・消防施設×2
・警察施設×2
・鉄道駅×1
となっている。一部サービス施設やオフィス区の建物が無いため、さすがにドイツの建物だけで町を構築することは難しくなっている。フランスパックの建物が外見的に似ているため、違和感のないドイツの町を作りたい場合にはフランスのリージョンパックも一緒にダウンロードするとよいかもしれない。
中密度住宅


ドイツの特徴的なオレンジ色の屋根が美しい、中密度住宅。隣の建物と密接するように建てられ、角には角用の建物が建つ。建物の種類はかなり豊富で、アセットに対する情熱が伺える。ただし、ほとんどの建物がオレンジ色の屋根をしているため、上空から見ると同じような建物が並んでいるように見えてしまう。開発者日記にも記載されているが、細部はかなり作りこまれているので、ぜひズームして観察してほしい。
通常の中密度住宅と比べてレベルごとに細かく差分が用意されている。レベルが上がっても外見はあまり変化せず、レベルが上がるごとに建物の階数が少しづつ増えていくようになっている。ドイツのリージョンパックが、アセット数が多い割に容量が小さいのはこのため。
複合住宅


こちらもドイツの特徴的なオレンジ色の屋根が美しい複合住宅。バリエーションが中密度住宅と比べると少なく、アセット自体もほかの建物と比べるとデティールがそこまで細かくない。これは開発者日記でも言及されているが、技術的な制限があり仕方がないことだったらしい。
あまり一か所にまとめて配置すると、同じようた外見の建物が連続してしまうことになる。レベルが上がるごとに建物の高さが高くなるという点や角用の建物が用意されている点は同じ。
鉄道駅



おそらく最も造形が凝っている鉄道用の建物。細部の解像度が高く、非常に外見が良い。

建物の裏側にも出入口があるのが特徴。接続される線路も4本と多い。
特殊施設
ドイツのリージョンパックには3つの特殊施設が含まれている。すべて「マイルストーン9」を達成するだけで解放されるため、解放条件はかなり緩め。どれも輸入費用を低下させるそこそこ良い効果を持っているため、解放できたら早めに設置しよう。
低層デパート(ドイツ風)


角地のデパート(ドイツ風)


デパート(ドイツ風)


学校施設
学校施設は小学校と高校のみ追加される。ドイツの街並みになじむレンガ造りの建物で非常に外見が良い。
小学校


角に立てるために設計されたような建物。造形が非常に細かく、アップグレードによってさらに外見が良くなる。性能的には都会の学校とほぼ同じ。

扉にはドイツ語で小学校と書いてある。
高校(ドイツ風)


赤いレンガが特徴の高校。収容人数が高校の中で最も多く、維持費も安いため性能的にはかなり良い。

出入口にはドイツ語で高校と書いてある。
消防施設
消防施設は2種類追加される。
消防本部


赤いレンガが美しい消防署。初期状態では消防車が少ないが、アップグレードにより10台まで増やせる。
消防本部(ドイツ風)


こちらも赤いレンガが美しい消防本部。Leipzigの消防署がモデルとなっている。普通の消防本部には消防ヘリのアップグレードがあるが、ドイツ風の消防本部には消防ヘリがないので注意が必要。

消火活動の効率を上昇させるというアップグレードが存在しているが、具体的な効果については不明。
警察施設
警察施設は2種類追加される。
警察署(ドイツ風)


小型の警察署。
警察本部(ドイツ風)


Braunschweigの警察署がモデルとなった、大型の警察本部。通常の警察本部にある警察ヘリのアップグレードはない。
次回のリージョンパック

次のリージョンパックは「イギリス」が予定されています。リリース日は11月25日を予定しています。日本時間だと11月25日の深夜12時くらいだと思われます。ティーパックを準備して待ちましょう。そしてなんと12月9日は日本パックのリリースが予定されています。
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