発電所比較

電気通信・インフラ

 発電所は市民の生活に欠かせない施設。電力が通っていない施設には、企業や住人が入ることはない。また、電力不足などで一定時間供給がストップされた場合も、企業や住人は離れていってしまう。安定した電力供給は都市を経営する上で非常に重要な要素となる。

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発電効率ランキング   

維持費あたりの発電量(発電効率)で比較した結果。数値は初期状態の維持費。最大までアップグレードするとランキングも変わります。

発電所発電効率最大発電量特徴
1位原子力発電所1333 €/MW750MW発電効率は最高で他を大きく引き離す
大気汚染が一切ないことが最大のメリット。
残念だが、一機しか建てられない。
2位石炭発電所2000 €/MW400MW原子力発電に次いで高効率。風下に異常に
広がる大気汚染
に目をつぶることができれば
とても優秀な発電所。
3位地熱発電所2000 €/MW300MW維持費と大気汚染はそこそこ。
最大の欠点は水脈と大気汚染の向きを
どちらも考慮する必要
があること。
都市にうまいことハマれば優秀な施設。
熟練の市長なら問題なく扱える。
4位ガス発電所2500 €/MW350MWフィルターを付けると大気汚染が
ほとんど発生しない
。どこにでも建てられ
大気汚染を気にする必要が無いので
扱いやすく初心者向け。
5位太陽光発電所3000 €/MW200MWそこそこの発電量でクリーンエネルギー
街中でも建設できるのがメリット
6位石炭発電所(小)3500 €/MW20MW序盤に活躍。中盤までのつなぎ。
7位風力発電所5000 €/MW5MW序盤で大気汚染を発生させたくないときに。
発電効率は最悪で財政を圧迫しがち。
特殊緊急
バッテリー
75MW緊急時のために電気を貯めて置ける施設。
発電施設も併設できる。
特殊水力発電所2000MW地形変更が必須の発電所。小規模でも
大型の発電所くらいは発電量がある。
規模をかなり大きくすると
20,000MWクラスのも作成可能。
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原子力発電所

  核燃料を使用して電気を発電する施設だが、核燃料自体が資源として存在しないので燃料費も存在しないことになっている。大気汚染と地質汚染を一切発生させないが、水の消費量が増えるというのが特徴。発電量も膨大であり、これを建てるだけでしばらくは追加の発電所が必要なくなるほど。開発ポイントを大量に使う必要があるのに1機しか建てられないというところが最大のネック。序盤に無理に建てるような施設ではないが、序盤に建てられたらのならおそらく20万人規模の都市になるまでは発電所の増設が必要なくなる。どちらかというと後半になって資金が潤沢になり、省スペースで発電所が欲しいときに活躍する。

石炭発電所(大)

 石炭を燃料として発電する施設。石炭採掘施設が都市内部にあると、維持費が少し安くなる。大気汚染の量は最も多く、風量にもよるがマップの1/4くらい先まで大気汚染が広がる。そのため、風下にはまともな都市設計ができないので注意が必要。

 維持費内訳(全アップグレード時)

 アップグレード

高度加熱炉(★★★)

 資源消費を15%減らす。燃料代は450,000~600,000€なので67,500~90,000€維持費を削減できる計算。

 追加タービン(★★)

 追加のタービンを設置して発電量を底上げする。ただでさえ広い大気汚染と土壌汚染の範囲を広げる。マップの1/4ほど大気汚染が流れる量になるので、マップの端において都市外部に排気を流すようにするとよい。または、風下に産業区や大気汚染の影響を受けない施設を建てよう。発電効率は下がってしまうので、土地が余っているなら石炭発電所をもう一機建てる方が維持費は安くなる。

維持費は下記の合計になっている

石炭(50t)     €150,000
追加タービンの整備 €50,000
追加タービンの整備 €50,000

 貯炭場(★★)

 最大で月に200t使用することと石炭を運搬する車は一度に20tまでしか運べないことを考えると、貯蔵量は多い方がよさそう。大気汚染の量も増えるが、もともと多いのであまり気にしなくてもよい

 排気フィルター(★)

 大気汚染を50%減少させるアップグレード。もともとの大気汚染量が非常に多いので、減少効果はかなり大きい。しかし、そもそも大気汚染を気にするくらいなら最初からガス発電所を建てた方が良い。石炭発電所は大気汚染をまき散らす代わりに安い維持費で発電できることが他の発電所より優れているポイントなので、維持費を上げてまで大気汚染を減らすメリットがあまりない。施設の特徴とかみ合わないアップグレード。

地熱発電所

 維持費内訳(全アップグレード時)

 アップグレード

 バイナリーサイクル発電所(★★★★)

 発電量を50MW追加するアップグレード。維持費の割に発電量が多く、このアップグレードだけなら原子力発電所レベルの効率発電効率が上がる有能なアップブレードなのでほほ必須。

 追加タービン(★★★)

 発電量を100MW追加するアップブレード。発電効率は本体と同じ。単純に発電量が増えるのでこちらもほぼ必須級のアップグレード。

 高電圧変電所(★)

 高圧送電線を接続するためのポイントを一つ増やす。接続ポイントはもともと一つあるので、そこが近隣の施設でふさがれてしまっていて使えなかったときなどに有用。

ガス発電所

化学石油製品を使用して発電する施設。大気汚染を発生させる発電所の中ではもっとも大気汚染の量が少ない。

 維持費内訳(全アップグレード時)

 追加タービンの発電効率が悪いので、一切アップグレードを実行しない状態が最も発電効率が良い。

 アップグレード

 廃棄フィルター(★★★)

 大気汚染を50%減少させるアップグレード。大気汚染の量は火葬場並み(住宅の近くに建築できるレベル)になるほど効果的。ただし、貯蔵庫や追加タービンのアップグレードをすると大気汚染の量が戻ってしまうので注意。

 追加タービン(★★)

 発電量を増やすアップグレード。維持費あたりの発電効率がかなり悪いので、アップグレードによって発電効率が下がる。気軽に発電量を底上げできるのがメリットになる。大気汚染の量が増大するので注意。

維持費は下記の合計になっている

追加タービン €200,000
追加タービン €200,000
石油化学製品(0.5t) €12,500

 拡張貯蔵庫(★)

 発電所にはもともと燃料の貯蔵庫があるが、それを増やすアップグレード。都市に十分な貨物駅貨物港・貨物空港があれば、燃料の補給が間に合わなくなることはないため基本的には不要。ただし、補給に出たトラックが渋滞などに巻き込まれるなどして補給が遅れた場合に、貯蔵庫の容量が多いとトラックの到着まで発電を維持できる時間が長くなるというもの。
 注意点として建てれば建てるほど大気汚染の量が増えてしまう。風下に住宅区がある場合はアップグレードしない方が良い。二つ以上建てると完全に排気フィルターの効果を打ち消してしまう。

高度加熱炉(非推奨)

 発電するのに必要な燃料が減り、燃料費が少しだけ安くなるというアップグレード。ただし、燃料費は平均的な値で月に2.5~3.5万€ほど。資源消費を15%抑えるので3750€~5250€燃料費を安くできる。一方、高度加熱炉の維持費は8万€。つまりアップグレードによって維持費が安くなるどころか高くなる計算。一応メリットとしては頻繁に燃料の買い出しに行かなくてよくなるというものもあるが、影響は限りなく小さい。

太陽光発電所

 太陽光を使用して発電する施設。大気汚染と土壌汚染が無いうえに設置場所の制限がない。ただし、夜は発電できないため発電効率は半減する。また初期のバッテリーからの出力が15MWしかないので、発電できない時間帯は15MWしか出力できない。この施設だけしか建てない場合は、バッテリーのアップグレードを複数実施してバッテリー出力を上げるか、高圧送電線を都市外部につなげて都市外部からの電力供給の準備をする必要がある。

 昼夜のビジュアルチェックを外した場合

 オプション→ゲームプレイ
 の項目で「昼夜のビジュアル」というものがある。これのチェックを外すと常に昼状態になり、夜の見えにくい状態で都市開発をしなくても良くなるというものである。この変更にはゲームプレイにも影響があり、つねに太陽が出ている状態となるため太陽光発電所が常に発電できるようになり最強の発電施設へと変貌する。発電効率が脅威の1500€/MWとなりこの数値は原子力発電所並みの値となる。

 天候の影響

太陽が出ていたとしても、雨と雪と雲の影響で発電量が落ちてしまう。効率の項目を確認すると、太陽光が不足している場合は「太陽光が不足-30%」と表示がでる。そのため、発電量が30%低下する。発電量が不足していた場合は、バッテリーから不足分の電力が供給される。

 維持費内訳(全アップグレード時)

 アップグレード

 高度追跡システム(★★★)

 発電量を100MW追加するアップグレード。発電効率は本体と同じなので、発電効率を下げずに発電量を増やせるためほぼ必須。残念ながら太陽光パネルは動かない。

 高電圧変電所(★)

 高圧送電線を接続するためのポイントを一つ増やす。接続ポイントはもともと一つあるので、そこが近隣の施設でふさがれてしまっていて使えなかったときなどに有用。

 予備バッテリー(不要)

 夜間の発電できない時間帯の電力供給を担うためのバッテリー。現状は後述のバグがあるため、緊急バッテリーセンターを建てる方が良い。

 夜間のバッテリー(バグ?)

 付属のバッテリーは夜間に使用されることが公式の説明にもかいてあるが、実際は一切供給されないという状態になっている。バッテリーがたとえ満タンでも隣の建物にすら供給されない。おそらく、夜間の場合は効率が「太陽光が不足-100%」となってしまい、この-100%がバッテリーの供給システムにも反映されてしまっている?情報求む。

小型石炭発電所

発電所としてはかなり小型の発電所で最初から解放されているので、序盤はお世話になる。発電効率が悪く大気汚染もそこそこあるので、より高効率の発電所を建てたら早めに撤去する方が良い。アップグレードは無い。

風力発電所

 大気汚染や地質汚染を一切発生させず最初から建築可能な発電所。一応アップグレードで改善はできるが、初期状態では発電量が極めて少なく4機建ててようやく小型発電所レベル。大型の発電所と比べると発電量は1/70くらい。低電圧しか生み出せないのもデメリットであり、遠くまで電力を運ぼうとすると低圧送電線が何本あっても足りない。設置場所も選ぶ施設であり、風量が一定以上ないと最大発電量まで発電できない。
 ただし見た目は非常によく風車もちゃんと回転する。後ろの風速計も回転している。さらに、風向きに合わせて風車が向きを変えるという何とも贅沢な仕様。そのため、風車の向きがバラバラになるということもない。どちらかというと、都市のアクセント用に使用されるものか。

 維持費内訳(全アップグレード時)

 アップグレード

 高度ローターシステム(★★★)

 発電量を2.5MW増やすアップグレード。ローターシステム自体の発電効率はかなり良く、大型発電所並み。しかも雑音公害を増やさないので、ほぼアップグレード必須。

 拡張バッテリー(★)

弱風時や太陽光が不足している場合に使用するバッテリーを追加するアップグレード。初期状態ではバッテリーすら付いていないため、下記の太陽光発電をアップグレードする場合は必須。

 太陽光発電(★)

 柱の根本部分に設置されるソーラーパネルで、太陽が出ている間のみ発電する。発電効率が極めて悪く、もう一機風力発電を建てた方が良い。ただし、昼夜のビジュアルのチェックを外す(常に昼状態)状態にすると、小型発電所くらいにはなる。

緊急バッテリーステーション

 発電施設が停止した時や急な電力消費があったときの緊急時のバッテリー施設。太陽光発電システムの補助が主な仕事。太陽光発電や風力発電を使用しない場合は、出番があまりない。緊急時には最大200MWの電源として機能できるが、2.5時間しか持たない。

 追加蓄電池(★★★)

バッテリーの容量と出力を上げるアップグレード。容量と最大出力が増えるが、その分消費するバッテリーの量も増えるので最大出力できる時間は変わらない。維持費が安く使い勝手も良くなるのでアップグレードするメリットは多きい。

 燃料発電機(★★)

 バッテリー容量が5%を切ったあたりから動き出す発電施設。10%以上になると稼働を停止する。1機当たりの発電量はおそらく7.5MW。下の画像から効率による発電量の上昇分を引いて発電機の台数の9で割ると1機あたりの発電量が計算できる。
 石油化学製品を使用して発電しているのだが、2年くらい稼働させ続けても一切燃料を消費しない。維持費の項目を見ても使用されている化学石油製品の消費量がゼロになっている。そのため発電効率もガス発電所を超えてしまっている。バグだとは思うが情報求む。

水力発電所

水の落差によってタービンを回し発電する施設。建設費・発電量がダムの規模によって大きく異なる。なんと最大発電量は20,000MW。ただしこの発電量を実現するためには、マップの端から端くらいダムを伸ばす必要があるため、現実的ではない。また維持費は大きさによらず一定なので、なるべく大きいダムにした方がお得。

 発電量の決まり方

 ダムの最大発電量は、ダムの長さのみによって決まる。どれだけ落差を設けても発電量の上限は変わらない。ただし、一定以上の落差が無いと「水深が浅い」という効率のマイナスが付いてしまう。そのため落差は少ないダムを2段3段と設置して発電量を稼ぐことはできないので注意。また、供給される水の量が少なくても発電量は減ってしまう。そのため一つの水源で確保できる発電量はそれほど多くない。結局は現実的な大きさと発電量にするのが最も良い

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