幸福度についての詳細

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幸福度とは

 公式には「幸福度は市民の健康度と福祉度の組み合わせによって決まる」と書かれていて、実際に統計で健康度と福祉度が高い場合は幸福度が高い場合が多い。しかし、幸福度の項目は

住民の資産 郵便サービス 医療のカバーエリア 犯罪率 税金 家の大きさ 娯楽 小学校への距離 余暇時間 インターネットサービス 渋滞 騒音公害 大気汚染 土壌汚染 水道料金 電気料金 水道サービス 下水システム 電気供給

の19項目(確認できたものの数)があり、健康度と福祉度に関係ないものも存在している。幸福度の調べ方も複数あり、それぞれ意味合いが違っている。今作においてはとても重要な指標となっているため、重点的に解説していく。

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幸福度の調べ方

幸福度が表示される場所は意外に多く、それぞれ意味合いが異なります。各所の幸福度を調べることによって、都市のどの場所にテコ入れをする必要があるのかを知ることができます。

 都市全体の幸福度

 右下の顔のアイコンにカーソルを合わせることで都市全体の幸福度について調べることができます。または、左上の情報ビュー(iのアイコン)から幸福度を選択することでも見ることができます。
 雑音公害や大気汚染で幸福度が低下していたとしても、都市全体の割合の中で少数であればここでは無視されてしまいます。都市全体の平均になっているので個別の幸福度については確認できません。この値が低いと都市全体として流入人口が減りますが、流入人口は幸福度以外にも仕事の充実度など他の要因によって決まる部分もあるので参考程度にとどめましょう。

 建物ごとの幸福度

 住宅区の建物をクリックするとその建物の詳細が表示される。詳細には顔のマークで幸福度が表示されているが、その顔のマークにカーソルを合わせることで詳細が表示される。都市全体の幸福度では表示されなくなる細かな幸福度のマイナス・プラス要因を表示させることができる。
 上の画像を確認すると幸福度のマイナス要因として「雑音公害がひどい」と表示されている。この建物は大通りに面しているのでこのような表示が出ている。一つ上の「都市全体の幸福度」の項目で紹介した画像と同じ都市になっているが、都市全体としては雑音公害に悩む市民が少ないので都市全体の幸福度の項目では無視されてしまっていたマイナス要因。

 世帯ごとの幸福度

 世帯(家族)ごとの幸福度。市民をクリックして白い矢印のところをクリックすることで表示される。ただし、値は「建物ごとの幸福度」とあまり差はない。大家族だろうど1人暮らしだろうと、同じ住居であれば同じだけ「家が狭い」のマイナス要因が付くし、余暇時間のプラス要因も変わらない。

個人の幸福度

 市民をクリックして表示される顔のマークが個人の幸福度となっている。上の画像では幸福度が「幸せ」というステータスと無住居者というステータスが付いている市民。個人の場合は個別の数値を見ることができないため、これ以上詳細を調べることができない。
 ちなみに、資産状況や住居地と幸福度は相関が無い。この画像の市民は小学生・1人暮らし・悲惨な資産・ホームレスという苦境に立たされているが幸福度は「幸せ」扱い。

 企業の従業員の幸福度

 企業をクリックすると詳細を表示させることができる。詳細には効率の項目があり、そこにカーソルを合わせることで従業員の幸福度を調べることができる。
 幸福度による効率の上昇が20%あればかなり高い状態。普通の都市であれば10%ほどあれば及第点。幸福度により効率がマイナスになっている場合は都市の設計を見直した方が良い。

 統計での幸福度

 右下の都市の統計から幸福度のチェックを入れることで幸福度(健康度+福祉度)のグラフをみることができる。実際は健康度と福祉度のグラフなので、直接的に幸福度を知ることができるわけではない。さらに幸福度は健康度と福祉度以外の影響要因もあるため、これらの値が最大だとしても、幸福度が最大になっているわけではない。

幸福度を上げるメリット

幸福度を上げるメリットは主に二つあります
企業の効率の上昇 と 人口流入量の増加   です

 企業の収益性の向上

 幸福度のみで最大20%ほど効率が上昇します。企業の効率が高ければ高いほど企業のレベルも上がりやすくなります。従業員の給料も良くなり家賃の高い物件に住むことができるようになります。さらに、高い地価や税収に耐えることができるので都市経営においてとても重要です。幸福度が低いとマイナスに働くこになるので、注意しましょう。

 人口流入量の増加

 幸福度を高く維持できると、都市外部からの移住希望者が増えます。そのため住宅区画の需要も伸びやすくなります。都市の人口を増やしたいのに住宅需要の伸びが悪い場合は、幸福度を調べるようにしましょう。

幸福度を上げるためには

 住民のサービスを充実させることで基本的には幸福度が上がっていく。しかし、それは都市の支出を増やすことに直結する。そのため、都市の収支を見ながら少しづつ幸福度を上げていこう。一気に上げようとすると、支出が増え都市の崩壊につながってしまう。

・医療のカバーエリアが信頼できない
・犯罪率が高い
・郵便サービスが信頼できない
・インターネットサービスが不安定
・娯楽が不足

 医療・警察・郵便・通信・公園のカバーエリア外にいる市民は幸福度にマイナスが付く。なるべくすべての市民がカバーエリア内にいるようにしてあげよう。医療施設警察署・郵便施設・通信設備・公園を配置することでカバーエリアを広げることができる。ちなみに、消防はカバーエリア外だとしても幸福度にマイナスが付かない

 警察のカバーエリアを広げる(犯罪率が高い)

 下の警察・行政タブを開くと、都市の警察カバーエリアと各建物の犯罪率が色でわかるようになる。道路の色がカバーエリアで建物の色が犯罪率。警察のカバーエリア内だと犯罪率も下がる(パトカーが巡回して犯罪率を下げる)。人口密度が高いと犯罪率の上昇も大きく、頻繁にパトカーが巡回する必要が出てくるため、カバーエリアが狭まる。そのため、人口密集区ではカバーエリアが狭くなる。都市が大きくなると必要な警察署の数も増えるため、定期的に見直そう。
 ちなみに、過剰に警察署を建てても幸福度にプラスが付くことはない。あくまで警察がカバーしきれなかった地区の住民にのみ犯罪率が高いのマイナス幸福値がつくのみである。

 病院のカバーエリアを広げる(医療のカバーエリアが信頼できる)


 警察のカバーエリア同様、下の医療タブを開くと道路の色が緑と赤で表示される。人口密度が高くなると病院あたりのカバーエリアが狭くなるため、こちらも定期的に見直しが必要。カバーエリア外の住人は幸福度にマイナスがつく。

 郵便のカバーエリアを広げる(郵便サービスが信頼できる)

 郵便タブを開くことでカバーエリアが確認できる。郵便局は500個のポストまで対応できるので、道路が緑色になるまでポストを置いていこう。郵便局のカバーエリア外の商業区産業区オフィス区効率にマイナスが付くので意外と重要。
 ちなみに上の画像はポストの写真(黄色いゴミ箱みたいなの)。早く日本の赤いポストのアセットが欲しいですね。

 通信のカバーエリア(インターネットサービスが安定)

 ラジオ塔と電波塔を建設する。人口により極端にカバーエリアが狭まるため、頻繁に見直しが必要。ラジオと衛星通信は本来周波数が違うため違う電波ではあるが、同じものとして扱われている。こちらも、カバーエリア外の商業区工業区オフィス区は効率にマイナスが付くので意外と重要。

 公園のカバーエリア(娯楽が豊富)

公園や観光地・ランドマークがカバーエリアを広げる施設になる。許容量(レクリエーション値)が施設によって違うため、人口密度が高い地区では許容量が大きい施設を選択しないと効果が薄い。

 市民の資産状況を良くする(裕福)

 税金バス地下鉄・タクシー・駐車場・電気料金・水道料金などの市民の支出となる公共サービスの料金を下げることで、市民の支出を減らす。また、職場となる企業のレベルを上げたり効率を上げることで給与が上がり裕福になる。また下の項目にもあるが、税金を下げることによって支出が減り裕福になりやすくなる。

 税金を下げる(税金が妥当)

 税金を減らすことで「税金が妥当」のプラスが付く。税金は低ければ低いほど幸福度にプラスが付き、税率9%であれば「幸福度+1」 -10%まで落とすと「幸福度+23」になる。ただし、都市の収入を直接減らしてしまうことになるので減らしすぎには注意が必要。

 高密度住宅を建てない(家が狭い)

高密度住宅は狭い土地でも十分に人口を増やせるメリットはあるが、どうしても幸福度にマイナスが付いてしまう。より高レベルになるほどマイナスが大きくなる?(要検証)中密度(複合住宅含む)までなら幸福度はプラスになるため、幸福度を意識するのであれば中密度住宅が多めの都市を目指そう

 小学校を充実させる

 徒歩圏内に小学校があることで幸福度にプラスが付く。人口密集区域であれば、需要があるだけ小学校を分散させて建てることで自然とカバーされる。人口密度が低い場所だと、需要は満たしているのに小学校のカバーエリア外まで住宅地が広がることがある。そうなると幸福度にマイナスが付くので、過剰供給ではあるが、カバーエリア外のところにも小学校を建てるようにしよう。

 雑音公害を避ける

 住宅地の近くに建てたい商業施設やオフィスは雑音を発生させてしまう。また、人口密集区であれば、交通量が必然的に多くなってしまい、道路の雑音が増えてしまう。ただし、商業区や交通量が多い道路の雑音公害では幸福度にあまりマイナスが付かない。住宅地の近くに原子力発電所を建てたりしない限りはあまり気にする必要はない。
 対策としては完全に商業区やオフィス区を分離させる都市設計をする。また交通量が多い道路の周辺に住宅区を建てないようにする。商業区・オフィス区を分離させる場合は車での移動が増えるため渋滞対策は必須。
 ちなみに、空港は雑音を発生させない(えぇ・・・・)。青ピンのところの一機と後方にもう一機いるが、地面の色が赤色や黄色になっていない(雑音公害があれば地面の色が変わる)。飛行機自体にも雑音の設定がされていないかごくわずかにしか設定されている模様。

 交通の便を良くする(渋滞・余暇時間)

 渋滞が発生すると市民の幸福度にマイナスが付く。また、職場までの距離が長かったり途中で渋滞につかまったりすると市民の生活の中において移動時間が大部分を占めてしまう。すると余暇時間にもマイナスが付いてしまう。渋滞対策は幸福度を上げるのにとても大切になるので、都市設計においてとても重要である。

 福祉度を上げる効果がついた建物を建てる

 墓地や特殊施設には福祉度を上げる特殊な効果がついている。福祉度の上昇は幸福度の上昇要因になっているため、建設することで幸福度を間接的に上げることができる。ただし、福祉度は100が上限であり、それ以上には上がらない。そのため福祉度が上限まで到達している場合にはこれらの施設を建てても幸福度が上がらないことに注意。

 水道料金・電気料金を下げる

 電気料金と水道料金を20%下げるごとに幸福度に「水道料金低 +1」の効果が付く。サービス料金を0%(無料)にすると「水道料金低 +5」の効果が付く。水道料金と電気料金をどちらも無料にすると、それだけで幸福度が+10されるのでとても効果的。水道料金と電気料金の無料化は企業の効率を合計40%上げる効果もある。アプデで収支が安定しやすくなった現在ではほぼ無料化一択

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