「賃料が高い」のアイコンが出た場合の対策

アイコン

このアイコンは主に産業区画住宅区画商業区画オフィス区で発生する。それぞれ対応策が違うが、基本的には支出が収入より多いことに起因する。企業も住民も地価に見合った賃料を支払っているので、地価の低いときには家賃を支払えなくなることは少ない。しかし周辺の区画がレベルアップし公共サービスが充実してくると地価も上がり、賃料が高くなり支払えなくなってくる。普通は、地価が上がると同時に企業と市民の収入も上がるはずだが、それが追い付いていない状況で発生しやすい。

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住宅区で発生したときの対応(一時的)

 住宅区でこのアイコンが発生しているときは、市民の収入が低く支出における賃料の割合が大きいとき。このアイコンが出ている住居の住民は移住を考えており、移住先が見つからない場合は都市外部へ移転してしまう。ここでは一時的な対応策として市民の収入を底上げし、移住しなくても良い状態にする方法を解説する。ただし収入をどれだけ上げたとしても地価が上昇し続ければいずれは支払いができなくなり、建て替えや転居が必要となってしまう。それほどに地価の上がり切った土地での賃料は高い設定となっている。

 税金をゼロにする・またはマイナス税率にする

 税金による住民の負担を減らす。税金をマイナスにするということは市民に補助金を与えるということになる。効果は大きく、住民の経済状況を改善するだけでなく都市外からの移住希望者が増え居住区画の需要も大きくなる。人口を増やしたい時にも有効。
 注意点は税金をマイナスにすることによって住民が増えれば増えるほど都市の支出も増えてしまう。都市の経済状況が安定していないときには、税金はを下げるのは±0%までにとどめるのがよい。

 駐車料金・公共交通機関利用料を下げる

 移動に関わる住民の負担を減らす。駐車料金を減らすと利用率が上がり必要となる駐車施設が増えてしまうが住民の経済状況は良くなる。副次的な効果として労働者層や高齢者層の入居率が高まる・・・と思われる。(労働者層や高齢者は賃料が高くても交通の便が良い立地を好むため。学生は逆)
 バス路面電車などの公共交通の利用料を下げることも住民の経済状況を良くする。公共交通の利用率が高まり間接的に渋滞対策になるため副次的な効果も高い公共交通の利用率を高める方法については別ページで解説しているため、そちらも参照してほしい。

 学歴を上げる

 高学歴であれば高レベルのオフィス区・産業区・商業区に就業することができる。会社でのポジションも良くなることが多く収入は増える。しかし学校の維持費・建築費は高く、学生が卒業してから働くまでは時間がかかるので効果が出てくるのも遅い。そのため長期間学校の維持費に悩まされることになる。序盤では高レベルのオフィス区・工業区があることも少なくせっかくの高学歴を活かす職場もない。そのため序盤では高学歴が無駄になることが多いので、あまりお勧めできない。

 地価が上がればどれだけ裕福でも住み替えが必要になる

 上記のことを実施すると、住民の経済状況がとてもよくなる。しかし、どうしても一時的な対策になってしまう。現状、地価が高騰すると低密度・中密度住宅区の賃料はかなり高額になってしまい、たとえ裕福な世帯だとしても支払いができないようになってしまう。そうなってくると、一軒家が建っていたとしても居住しようとする市民はいなくなり、いよいよ高密度への建て替えが必要になってくる。一見、低密度住宅が立ち並んでいたとしてもすべて空き家ということも珍しくないので、住人がいない土地はさっさと上の密度の住宅に建て替えよう。
 上の写真は見過ごされていた高層ビル群周辺の低密度住宅。5軒ほど建っているがすべて空き家(住民ゼロ)になっている。レベルだけは高いのでもったいないような気もするが、今後住民が住むこともないため、早めに建て替えをした方がよい。

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住宅区で発生したときの対応(非常に有効)

より高密度の住宅区を設定する

 密度が高いほど賃料は安くなる。これは1マスあたりの賃料を世帯全員で割っている状態になっているから。低密度は1世帯しか入居できないが、高密度住宅は200世帯以上入ることができる。そのため賃料も200分の1になるため、低密度との価格差も200倍となっている。これが低密度住宅では賃料が支払えない原因。
 「賃料が高い」のアイコンが出た地区は地価が高騰していることが多いため、その区画を丸ごと一つ上の密度に変えると住居の住み替えがうまくいく。ただし、低密度からいきなりタワマンを建ててしまうと、住み替えがうまくいかず廃墟になるか、住民が都市を出ていくことになってしまう。
 低密度住宅→複合住宅(中密度)→低家賃住宅(高密度)→高密度住宅(タワマン)
と塗り替えると良い。

工業区で発生したときの対応

産業区で発生したときは、区画の地価に見合うだけの利益を生み出せていない(収益性が悪い)状況になっている。このまま放置すると、廃業してしまい建物が放棄されることになる。
 ただし、アップデートによって産業区の地価はかなり上がりにくくなった。このため産業区ではこのアイコンがかなり出にくくなっている。アプデ後は筆者も目にしていない。

 天然資源の特化産業を積極的に多く建てる

 産業区では原料となる物資を購入し、それを別の商品に作り変えて都市内で販売するか都市外へ輸出する。このときに、原料となる資材は都市内で産出できていない場合は輸入することになるが、輸入は原料が高くなりやすく利益を生み出しにくくなってしまう。
 しかし、都市内部に特化産業があれば生産している原料を安く仕入れることができる。当然安く仕入れることができれば製品を同じ値段で販売したとしても利益は増える。原料となる資源は種類あるためすべてバランスよく生産できるのが理想。

 外部接続までの距離を短くして輸出・輸入コストを抑える

 天然資源は、種類によってはいつか枯渇してしまう。そのため長期的に見ると輸入に頼らなくてはいけない。そのため、輸出・輸入コストを下げるような都市設計が重要になる。
 輸出・輸入によるコストは仕入れ先までの距離に比例するようになっている。トラックで都市外部まで輸入・輸出する場合は外部接続地点までの距離がそのままコストになるのでかなり長距離を移動するときはコストもかなり大きくなってしまう。一方、貨物駅・貨物港・貨物空港で仕入れ・出荷する場合はその施設までの距離がコストに比例する。超近距離に貨物駅がある工業区は輸送コストがかなり割安になるため利益も上げやすい。そのため工業区近くに貨物駅・貨物港・貨物空港を設置することはかなり重要。
 また、貨物駅が充実している工業区では都市外部までトラックが移動することもなくなるので渋滞対策としても非常に有効。物流の詳細は別ページで。

 アイコンの付いた建物を破壊する

 このアイコンが付いているということは収益性が悪いということだが、すべての建物に付いていることは少ないはず。これは扱う商品によって収益性が異なるという仕様から来ている(他にも要因はあるが)。そのためアイコンが付いている企業を一度強制的に廃業させて新しい企業(違う商品を強制的に扱わせる)にすることで意外と解決することもある。

 税金をゼロにする・またはマイナス税率にする

 住宅区と同じように、税金を下げて単純に企業の支出を下げることで解消できるがおすすめではない。マイナス税率にして補助金を出してもよいが、最終手段となっている。都市の収益の基軸を犠牲にしているだけなので、資金無制限の設定をしていない場合は長期的にはできない。取り扱う製品によって収益性が変わるため、無理をして企業を継続させるよりも一度廃業させて新しい企業を新設してもらった方が良い。
 また税率は扱う品目ごとに変えることもできるので、アイコンが付いている企業が扱う品目の税率のみを下げるということもできる。この場合は都市にかかる負担もあまり大きくないので、継続可能。ただし今後新たに産業区画を設定する場合は注意が必要。低税率の項目の商品は取り扱おうとする企業が増えるので、新設される企業が偏ってしまう。しかも低税率の企業ばかりに偏ると都市の収益性も悪くなる。どのみち税金で解決しようとするのは悪手か。

 企業の効率を上げる(超重要)

 企業をクリックすると個別に企業の効率を調べることができる。効率が上がると商品の産出効率が上がり、黒字になりやすくなる(同じ資源で倍以上の商品を生み出すこともできる)。効率自体はチュートリアルですらあまり触れられていないが、このゲームの攻略において非常に重要なステータスになっている。効率については別ページで詳しくまとめているので、このゲームについて深く知りたいという方は目を通しておくとよい。

 従業員の幸福度を上げる

 幸福度を上げることによって企業の効率が上がる。上昇幅は大きく、最大で20%ほど上がる。

 特殊施設を建てる

 特定の産業施設を一定数建てることで解放される特殊施設がある。これは維持費が無く建てれば都市全体の効率を一律で引きあげてくれる施設になっている。建て得なので、まだ建設していない場合は優先的に建てよう。

 水道・電気サービス料を下げる

 水道・電気サービス料を下げると企業の効率が最大40パーセントアップする。破格の数字であり、賃料問題を解決するための非常に有効な手段。ただし、都市の財政に膨大な負荷を与えるので、都市の収支を見ながらサービス料を下げよう。

商業区で発生した時の対応

 商業区では、「賃料が高い」のほかに「顧客が不足」と「納入価格が高い」がある。ここでは賃料が高いのアイコンが出た場合のみについて解説するが、「納入価格が高い」の対策とほぼ一緒。参考にしてほしい。

 商業区の近くに工業区を建てる

 商業区では商品を工業区または都市外部から購入して、それを顧客に販売する。近くに工業区があれば商品を安く購入できるようになる。ただし工業区は大気汚染を発生するため、あまり近づけて配置することは難しい。風の流れをみて、なるべく近くに配置するようにしよう。

 商業区~工業区間の交通を整備する

 商業区の企業が商品を卸すときの価格は輸送費用で大きく変わる。工業区までの道のりが長いと、それだけ輸送コストが必要になる。たとえ直線距離が近くともの遠回りをしなくてはいけない経路になっているだけでこのアイコンが出てしまう。直通の道路やバイパスを設置して、短距離で商品の輸送をできるように整備しよう。

 商業区~工業区間 または商業区~都市外部間を貨物列車でつなぐ

 商業区付近に貨物駅を作る必要があるがとても効果的(貨物空港や貨物港でも代用可能)。商業区は騒音公害の影響を受けないので、貨物駅周辺を商業区で固めることで雑音対策もできる。貨物駅や貨物港・空輸は内部的に輸送コストがとても低く設定されているため、近くの商業区には安く商品を卸すことができるようになっている。特に、インスタント食品等は輸入量が多く、都市内部で生産できる量も限られているため効果が顕著。

 企業の効率を上げる

詳細は産業区と同じ。効率のページ参照。

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