路面電車

公共交通

 路面電車は道路上に設置することのできる専用線路を走行することができる公共交通。道路を線路として使用することができるので、既存の都市の状態を維持したまま公共交通を追加できることが最大のポイント。輸送できる人数も多く、都市部の公共交通向け。ただし速度が遅い電車が道路を使用するため交通量を圧迫し、不要な路線が多かったり無理な経路があると逆に渋滞を引き起こすので注意も必要。
 マイルストーン4に到達すると開発ポイントを2使用してアンロックすることができる。

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車両

 路面電車の車両は現在1種類のみ。乗車人数の上限は240人となっていて、バス80人、旅客機175人、旅客列車840人、地下鉄1080人、旅客船2800人と比較すると乗車可能人数は少ない方。車両の速度はかなり遅めで自家用車に抜かれることがある。

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路面電車車庫

 路面電車の車両を保管・整備する場所。各路線がこの車庫にアクセスできるようにしていないと、電車が配車されず「車両無し」のアイコンが出てしまう。10台の車両が配備されている。

 拡張車庫(★★)

 路面電車の台数を5台増やすアップグレード。維持費の割に追加される車両の数が少ない。土地が余っているのであれば、拡張車庫をアップグレードするより追加で新しく路面電車車庫を設置した方が長期的には割安になる。 

線路の種類

 設置できる線路は双方向通行可能の「二重併用軌道」と一方通行の「片道併用軌道」の2種類だけだが、アップグレードする道路に中央分離帯があるかないかによってアップグレード後の外見と性能が異なる

 二重併用軌道

 双方向に路面電車が走行できる線路。基本的にはこの線路を使用することになる。送電線の機能も有しているが上下水道の機能は無い。

 道路に線路を追加(アップグレード)したい場合は置換モードを使用する。

 片道併用軌道

 一方通行の線路。この線路を使用する場合は行き止まりにならないように注意が必要。路面電車は路線が中央分離帯にある場合は交差点での右折が渋滞の原因となり、路肩側に線路がある場合は左折が渋滞の原因となる。二重併用軌道で交差点を曲がると、双方向のどちらかが渋滞の原因となるが、片道併用軌道を使用すると渋滞になりにくい交差点を作ることも可能
 維持費が書いていないが、ちゃんと請求はされる。

 中央分離帯がある道路のアップグレード

 中央分離帯のある道路をアップグレードすると、道路の中心側の車線が2つ削られ、新しく路面電車用の線路が引かれる。上の画像は分離帯のある双方向の4車線道路をアップグレードしたときの様子。
 一般車用の道路が削られるので一般車の渋滞が発生しやすくなってしまう。渋滞が起きるようになってしまった場合は道路を太くして車線数を確保した方がよい。一方路面電車は専用の線路となるため一般道の渋滞に影響されなくなるというメリットがある。

 中央分離帯のない道路のアップグレード

 中央分離帯がない道路をアップグレードすると、ぱっと見ではわかりにくいが歩道側の道路の上に線路が引かれる。線路上は一般車両も通行できるようになっているため、車線数が減少しないというメリットがある。
 ただし、渋滞が発生すると路面電車がも巻き込まれてしまうことや、歩道側の道路は駐車する車などの一時停止する車が多いことから路面電車の通行速度が遅くなりやすいというデメリットも存在している。そして路面電車も加速が遅いので頻繁に停車すると一般車の通行速度を遅くしてしまう。相互に悪影響を及ぼし渋滞が発生しやすくなるというデメリットがある。

 歩道のアップグレード

 歩道もアップグレードすることによって路面電車の線路を引くことができる。高架化した歩道にも設置できるので、疑似的な高架駅も作成可能。大量の人員が乗り降りする路面電車と幅が広い歩道の相性はかなり良い。バス停や地下鉄も併設できるので、乗り換えターミナルとしての機能させることも可能。

停車地

停車地は現在1種類のみ存在している。ただし、中央分離帯がある道路の停車地と中央分離帯のない道路の停車地と歩道に設置する停車地では、外見や性能が異なる。

 路面電車乗り場

 北アメリカ式とヨーロッパ式がある停車地。性能の違いはない。快適性がかなり低いが、極端に利用率が下がるということはない。維持費が無く建設費も非常に安い。

↑北アメリカ式

↑ヨーロッパ式

 中央分離帯のある道路の停車地

 中央分離帯のある道路に停車地を作ると道路の中央に停車用の島ができる。また島に渡れるように横断歩道が設置される。この横断歩道は、横断歩道ツールで消すこともできるが、島へ渡る手段がないと利用客が激減してしまう。また、横断歩道は島へのアクセスだけでなく反対車線へ渡るためにもつかわれてしまうので、横断歩道の利用者が多いと渋滞の原因となる

バグで歩道橋が正しい位置に設定されないことがある。このバグが発生すると島へアクセスできなくなり、利用客が減ってしまう。

 中央分離帯のない道路の停車地

 中央分離帯の無い道路の停車地は路肩にできる。乗客を乗り降りさせている間は道路を封鎖してしまうので渋滞の原因となる。

 歩道の停車地

 歩行者と公共交通専用の道路である歩道に停車地を設置することもできる。停車中の渋滞や停車地の島に渡るときの横断による渋滞が発生せず、かなり効率的に乗り降りが可能。高架の駅にすることもでき、柔軟な設置が可能。設置の手間はかかるが、最も渋滞しにくい駅となる。

 線路脇の停車地

 道路や歩道にアップグレードするのではなく、単体で引いた二重併用軌道にも停車地を追加することが可能。見た目は良くないが、手軽に渋滞の発生しにくい停車地を作ることができる。高架化して道路の反対からアクセスできるようにすると、渋滞がさらに発生しにくくなる。外見も改善する・・・かも。

路線の作成

 路面電車の路線を作成するには路面電車路線ツールを使用する。

 路面電車の停車地にカーソルを合わせると「ここから新しいルートを作成」と表示される。この状態で左クリックをするとルート作成が開始する。

 次に停車させたい停車地にカーソルを合わせる。すると「ここに新しい通過地点を追加」の表示が出る。この状態で左クリックすることでここで乗客を乗り下ろしするようになる。バス鉄道飛行機は停車地として都市外部の選択が可能となっているが、路面電車は都市外部と接続できないようになっている

 停車地を全て決定したら、最初に選んだ停車地にカーソルを合わせる。すると「ルートを決定」の表示が出る。この状態で左クリックすると、路線が作成される。

路線の作成については、バスの路線作成方法が一番詳しく解説しているので、その他の詳細についてはそちらを確認してほしい。

路線が作成されると、その経路の長さに応じて自動的に電車が割り当てられる。ただし、必要な電車が車庫に無かったり、車両基地と路線がつながっていなかったりすると車両なしのアイコンが停車地に出る。その場合は車庫をアップグレードするか路面電車車庫を新しく増設したり、線路を車両基地までつなげるようにしよう。

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