鉄道

公共交通

 鉄道はマイルストーン4で解放可能になる公共交通で貨物や人を運ぶことができる。移動速度が速く一度に大量の人員・物資の輸送が可能なので、都市の輸送の中心を担う。使用するためには開発ポイントを1使用してアンロックする必要がある。

スポンサーリンク

車両

 鉄道は人員を輸送するための旅客列車と物資を輸送するための貨物列車がある。

 貨物列車

車両上部に「38997」の数字が表示されているのが特徴的な車両。車体のカラーリングは路線の色と同じになるので、好きな色に変更することが可能。
 貨物列車は1200トンの貨物を搭載することができる。積載上限が貨物飛行機は100トン貨物船は1000トンなので、最も貨物を積載できる貨物輸送となっている。牽引している貨物コンテナは積載している貨物の種類・量によって毎回異なる。木材を積載していれば丸太のコンテナになり、石油化学製品が積載されていればタンクのコンテナになるなど芸が細かい。

 旅客列車

 新幹線のような外見が特徴の旅客列車。上部のパンタグラフは停車時に下がり発車時に上がる。こちらも車体カラーは路線の色と同じになる。
 乗車人数は840人が上限となっていて、バス80人、旅客機175人、路面電車240人、地下鉄1080人、旅客船2800人と比較するとおおよそ真ん中くらいの輸送量。スピードや輸送量、駅の大きさから単純な人員輸送の観点から見ると地下鉄の方が優秀。ただしこちらは線路を貨物列車と併用できるので、維持費を節約したり設置の手間を省くことができる。

スポンサーリンク

車両基地

 貨物列車と旅客列車の保管・修理をするための基地。この施設を建てることがトリガーとなって、旅客駅や貨物駅がアンロックされる。保管されている車両の台数は10台となっていて、貨物列車も旅客列車もどちらもこの車庫から運用される。貨物列車と旅客列車の合計が運行可能台数に到達するまでは、どちらの車両も対応できる。手動で選択する必要もなく路線に到達できるのであれば、自動で配車される。

 非常に紛らわしいが、上画像の「線路接続無し」アイコンが出ている線路を一つでも主要線路につなげることによって機能する。そのため一つ繋げたら後は未接続でも機能し問題も発生しない。もちろん全部繋げても問題はない。
 設置の場所は、所定の路線まで到達できるように線路が引かれているのであればどこに配置してもよい。車両のスピードが速いためマップの端のような遠方に設置しても影響が少ない。できれば、追加で車両基地が増設できるような周りに土地が余っている場所の方がよい。真横に併設することで線路を接続する手間が省ける。都市設計や路線数にもよるが、だいたい4つくらいは必要になる。

 追加線路(★★★)

 運用できる車両を5台増やすアップグレード。維持費の割に追加される車両数が多いため、ほぼ必須アップグレード。

 鉄道整備施設(★)

 全ての車両は一定時間動作後に車両基地に戻り、一定時間整備する必要がある。その整備にかかる時間を短縮してくれるアップグレード。維持費と建設費がかなり高いのに効果は微妙。アップグレード費用はなんと車両基地の建設費の5倍近い。そこまで長くもない整備時間を短縮するよりは、もう一つ車両基地を作成した方が効果的で経済的

旅客駅

 旅客列車専用の駅。最初から通過式の乗り降りする場所(鉄道プラットフォーム)が3つあり、アップグレードでさらに3つ追加できる。

 追加プラットフォーム(★★★)

 乗り降りする場所(鉄道プラットフォーム)を3つ追加するアップグレード。すべての外部接続先とつなげようとするとプラットフォームは3つでは足りないためほぼ必須。維持費はかなり安い。アップグレードしない場合でも5番線と6番線は車両が通行できるので、駅を通過するだけの旅客列車やそもそも停車しない貨物列車用の通過用線路として接続しておくと良い。

 地下鉄連絡路(★★★)

 鉄道駅から地下鉄に直接乗り換えられる地下鉄駅を追加する。ただし、地下鉄がアンロックしていることが前提となっている。維持費が地下鉄駅よりも安く、スペースも取らないため非常に便利。公共交通の駅同士が密接している場合は、乗り継ぎを選択する市民が増えるので、公共交通の利用率を上げたい時にも役立つ。
 おそらくパッチ「1.1.0f1」アップデートで地下鉄がちゃんと利用されるようになった。以前は地下鉄までの経路が設定されておらず、市民が駅前で急に地面にめり込んで地下鉄駅まで到達していたが、現在は階段を使用するようになっている。

 タクシー乗り場(★)

 駅の駐車場近くにタクシー乗り場を追加する。到着した乗客は自家用車を持っていないので、目的地までの公共交通が無い場合は徒歩での移動となってしまう。そんなときでもタクシー乗り場があれば、長距離を歩く必要が無くなるので市民の利便性が向上する。
 ただし、タクシーの利用客が多いとタクシーの渋滞が駅前で発生してしまう。あとからタクシー乗り場を削除することができず、タクシー乗り場が無い状態の駅にしたい場合は

 一度取り壊し→再建設→路線の再設定

と非常に手間。

↑道路に直接設置できるタクシー乗り場

そもそもタクシー乗り場自体は、道路に直接設置でき維持費も必要ない。道路に設置した方が渋滞が起きた時も、タクシー乗り場だけをを破壊することができるのでなにかと便利。

 公共交通が充実していればタクシーの利用客が減るので、タクシー渋滞も発生しない。公共交通が充実していない序盤でのアップグレードは非推奨。

 駅構内施設 

 駅の快適性を30上げてくれるアップグレード。駅の維持費が1.5倍になるが、快適性を上げることによって利用率が高まりやすくなる
 維持費は施設から支払われる賃料で賄われる・・・と書いてあるが普通に都市が支払う扱いになっている(追加の維持費が駅の維持費に加算される)。また小型の店舗・レストラン・売店の売り上げを貰えるわけでもない。特別な計算があるわけでもなく、単純に維持費を支払って快適性を上げるアップグレード。

貨物駅

 貨物列車に物資を積み込むための施設・・・だけでなく都市の倉庫としての役割を持つ施設。産業区で生産された物資の保管場所や商業区の販売商品を一時的に保管してくれる。産業区・商業区の近くにあると倉庫に短距離でアクセスできるため、渋滞緩和と企業の生産性アップが期待できる
 さらに、路線が都市外部と接続されていれば過剰に在庫された物資や商品は都市外部へ輸出され、供給が無い・需要が高い物資と商品は自動で輸入してくれるようになる。貨物駅同士が接続されている路線があると、貨物駅間の在庫量を均等にするように物資を運搬する。

 追加線路(★★★)

 物資を貨物列車に積み込むためのスペースを一つ追加するアップグレード。線路が通過式ではなく折り返し式なので、路線を集中させすぎるとデッドロックしてしまう。路線を分散させるためにもほぼ必須のアップグレード。

 保管倉庫(★)

 物資の貯蔵量を2倍に増やしてくれるアップグレード。追加の土地が必要となっていて、土地があれば複数アップグレード可能。頻繁に貨物列車が行き来する駅であれば、倉庫が満タンになることはほぼ無いので重要度は低い。
 ただし、貨物駅内のトラックの通行ルートを制御するためには重要・・・・らしい。一部界隈では保管倉庫を利用して貨物駅周りの渋滞を解消しようとする試みがある。

 貨物駅周りの渋滞について

 貨物駅は物資を運送しに来たトラックで渋滞に非常になりやすい。原因としては貨物駅内のトラックの通行速度が遅い、貨物駅内で最短距離ではないルートを通る、出入りで一時停止するなどがある。これらを解消することはほぼ不可能であり、対処方法は貨物駅を増やしてトラックを分散させる、貨物駅に入るルートを直角にして一時停止しないようにすることが挙げられる。

線路の種類

 線路は現在3種類ある。初心者の場合は双方向交通のことを考えて、常に複線線路(二本)で建設することをおすすめする。上級者になると単線でローカル線を意識した線路作りにしたりすることもできるが、路線の仕様を理解できていないとデッドロックになりやすい。

↑地下鉄用線路

 地下鉄用の線路を間違って引かないように注意。外見は微妙に違うが、ぱっと見ではほぼ同じ。

 複線線路(二本)

 双方向に通行できる線路。内部処理的には単線線路(一方通行)が二本ある扱い。右側通行で双方向に通行できる。すれ違いができるので、デッドロックが発生しにくい。
 ただし、過密スケジュールとなると複線線路でも分岐部分でデッドロックが発生しやすくなる。特に分岐部分が列車よりも短いと、列車の通行待ちが分岐で発生した場合に二車線を塞いでしまうことになる。この状態で別方向の列車が来るだけでデッドロックが成立してしまう。分岐部分は余裕を持った設計をしよう。

 複線線路(一本)

双方向に通行できる路線。ただしすれ違うことができないため通行量が多いと簡単にデッドロックを起こしてしまう。極端に運行量が少ない路線や、近場の都市と都市を結ぶ貨物駅などで使用するとよい。

 単線線路

一方通行のみできる線路。双方向に通行できないが、路線が単純になりやすいためデッドロックが発生しにくい。ただし、車両が戻るための線路も引かないといけないので、結局戻るための線路を引くか、ループする線路を設計する必要がある。車両基地から出て、車両基地まで戻れるのか確認しておこう。

路線の引き方

 貨物駅も旅客駅も基本は同じ。停車させたい駅のプラットフォームを順番にクリックしていき、最後に路線の開始点をクリックすることで完成する。

 路線の開始点を決める

 路線ツールを選択して停車させたいプラットフォーム(下の画像の緑の電車のマーク)にカーソルを合わせる。するとここから新しいルートを作成と表示される。そのまま左クリックすると路線の開始点を決めることができる。

 都市内部の別の駅とつなげる

 都市内部の別の駅とつなげることで人員と物資の輸送ができるようになる。プラットフォームにカーソルを合わせると「ここに新しい通過地点を追加」の表記が出る。この状態でクリックすることで、この駅に停車するようになる。

 外部接続する

 旅客路線は外部接続することで移住者や観光客を乗せることができるようになる。貨物路線であれば、都市外部に直接物資を輸出・輸入することができるようになる。メリットは非常に大きいので、できれば外部接続点を追加した方がよい。
 マップの端に接続されている路線の場所を次に選択する。すると、ここに新しい通過点を追加するという表示が出る。そのまま左クリックすることで外部接続することができる。

 ルートを完成させる

最初の駅まで戻り、最初に選択した駅のプラットフォームを選択して路線(ルート)を完成させる。これで駅と外部都市を結ぶ路線ができた。

 路線を引くときの注意点

 初心者がやりがちなミスとして、「旅客」列車路線ツールで「貨物」駅のプラットフォームを選択しようとする。この場合、旅客列車は貨物駅に停車できないのでエラーとして「歩道アクセス無し」のアイコンが出現する。なぜ歩道アクセス無しのアイコンになっているのかは不明だが、このアイコンが出る場合はツールと駅に互換性が無いときなので、ツールを一度確認しよう。

また、路線を引いたあとは経路が右側通行になっているかを確認しよう。駅のプラットフォームの選択や路線の種類によっては経路が交差したり、異常に遠回りになってしまったりする。

コメント

タイトルとURLをコピーしました