ゴミ処理施設

公共施設

 住宅区産業区商業区行政施設公園…等ほぼすべての施設がゴミを出す。そのゴミを処理しないとゴミが溜まってしまい、「ゴミ溜まり」のアイコンが出現する。そのまま放置すると、衛生状態が悪いという扱いになり市民の健康度幸福度が下がる悪影響などが発生する。悪影響については、別ページで解説しているのでそちらを参照してほしい。

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車両

現在ゴミを運搬する車は2種類確認されている。

 ゴミ収集車

 ゴミを20t積載することができる車両。ゴミを回収するときに、建物の前で一時停止して回収する場合と建物の中まで入ってから回収するパターンがある。どちらにしても、車両の速度が落ちるので交通を頻繁に妨げてしまう
 回収ルートが都市を平均的に周回するようになっているので、ゴミ溜まりのアイコンが出ている地区があっても優先して回収するようにはなっていない。さらに、高密度住宅に最大までゴミが溜まっている場合はゴミの量が20tを超えるので、高密度住宅の密集区域に「ゴミ溜まり」のアイコンが出た場合には、回収に時間がかなりかかる

 ダンプカー

 積載量が20tの、ゴミ処理施設からゴミ処理施設にゴミを輸送するための車両。ゴミ処理施設同士のゴミ貯蔵量を均一にするために、ゴミを運搬する。各ゴミ処理施設に1台配備されているが、この外見で積載容量がゴミ収集車と同じ20tしかない。そのため、各施設のゴミの量を均一にするよう動いてはいるが、あまり効果があるとは言えない。
↓色違いも存在する

 運搬車

 ゴミ埋め立て施設で動いている車両。

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埋め立て施設

 ゴミを貯蔵する施設。一応処理する能力も備わっているが、月に100tしか処理できずゴミ焼却場の1/30しかない。序盤は使えなくもないが、そもそも序盤なら都市外部から来てくれるゴミ収集車でも十分足りる場合がほとんど。また、埋め立て地の面積を最大にしても貯蔵量が3500トンくらいしかなく、必要面積の割に貯蔵量が少ない(焼却場やリサイクルセンターの貯蔵量は3000トン)。ゴミで電気や利益を上げられるわけでもないので、利用価値も低い。

 ゴミ収集車車庫(★)

 収集車の台数が1.5倍になる。維持費の割に効果が高いが、そもそもこの施設で大量に回収するようになってしまうと、すぐに貯蔵量上限に達してしまう。ゴミ収集車が10台では足りないくらいになったら、アップグレードするよりも焼却場やリサイクルセンターの建設を急いだ方がよい。

 危険廃棄物収集所(★)

 ゴミの処理速度を1.5倍にするアップグレード。名前や説明から勘違いしやすいが、ゴミを分別して処理しているわけではなく単純に処理速度が上がるだけ。最大3回アップグレードできるので、最大の処理速度は250[トン/月]となる。ただし、ここまでアップグレードしてしまうと維持費がリサイクルセンター並みで、処理速度は1/5しかない。さらに大気汚染の量が非常に多くなるので、アップグレードする意味がほとんどない

 廃棄物リサイクルセンター(★)

 土壌汚染を半分にするアップグレード。土壌汚染が広がる範囲がかなり狭くなる・・・・が、そもそもゴミの貯蔵量を確保するために廃棄物のエリアを広くとるので、効果があったところであまり意味がない。

ゴミ焼却場

 開発ポイントを2使用して建設できるようになるゴミの処理施設。ゴミ処理の貯蔵可能量と処理速度が非常に多く、大都市向け。リサイクルセンターとの差別化ポイントは発電施設になることと、月あたり処理量・貯蔵量が維持費の割に多いこと。序盤は電力不足と資金不足に悩まされるので、この二つを同時に解決できる有能な施設。ただし、建設費がとても高いので開発資金の残りには注意しよう。
 発電量は焼却したゴミの量で決まる。ゴミが一定量溜まっていれば最大40MW発電できる(小型石炭発電所2基分)が、ゴミが少ないと発電量も少なくなる。発電量自体は多くはないので、ゴミ処理施設だけで都市の電力を賄うことはほぼ不可能。

 追加の焼却炉(★★)

 処理速度[3000t/月→4500t/月]と発電量[40MW→60MW]が1.5倍になる。維持費の割に処理速度と発電量の上昇が大きいので、維持費対効果はかなり優秀。ただし、大気汚染が石炭発電所並み(5タイル以上風下に広がる)になってしまうので風下の町にはまともな都市開発ができなくなってしまう。マップの端に建設するか、今後開発予定の無い土地の風上に建てることをおすすめする。

 ゴミ収集車車庫(★)

 ゴミ収集車の数を1.5倍[50台→75台]。維持費が高く、そもそもフル稼働するような状況であれば処理速度の方が追い付かない。そのため、これをアップグレードするよりもゴミ焼却場をもう一基建てるほうが効果的。

 拡張倉庫

 追加の土地を必要とするアップグレード。貯蔵量を600トン増やすアップグレード。

リサイクルセンター

 ゴミを処理する量に応じて収益を上げる施設。ただし、処理スピードや貯蔵量・収集車の台数は控えめ(焼却場の半分ほど)。焼却場との差別ポイントは収益を上げることと、大気汚染の量が非常に少ないというところ。
 大気汚染の広がる範囲は1タイル未満とかなり狭い。そのため都市開発計画が不完全でも、あとから修正が効きやすいメリットがある。焼却スピードが遅く貯蔵容量が少ないが、数で十分カバーできる。むしろ大気汚染が少ないことと、ゴミ処理施設は散らばっていた方が回収効率が上がる仕様があるので都市に点在させやすい。維持費以外は有能な施設。
 アップグレードについては複数用意されているが、ゴミ収集車車庫のアップグレード以外は非推奨。ゴミ収集車車庫もそこまで必要な場合が少ないので、初期状態が最も使いやすい状態となっている。

 ゴミ収集車車庫(★★)

 ゴミ収集車の台数を[15→30]台にするアップグレード。そもそも全台稼働することが少ないため、優先度はそこまで高くない。

 危険廃棄物収集所(非推奨)

 処理スピードが[1500→1550]トン/月になる。数値の設定ミスを疑うレベルで増加する処理スピードが少ない(桁が一つ足りない?)。維持費もきっちり取られるうえに追加の土地が必要で、せっかく少ない大気汚染の量が増えてしまう。非推奨。

 拡張倉庫(非推奨)

 貯蔵量を[1500→1600]トンに増やすアップグレード。こちらも設定ミスを疑うレベルで効果が薄く追加の土地も必要。大気汚染も増えるので非推奨。もう一基リサイクルセンターを建てた方がよい。

産業廃棄物処理場

維持費は焼却場の2倍程度だが、

  • 処理量 12倍
  • 貯蔵量 16倍
  • 収集車 5倍

の施設。しかも都市全体の土壌汚染をマイナス15%する効果を持っている。1つしか建設できないが、この施設一つあるだけで大都市のゴミを全て処理できる許容量と処理速度を持っている。
 ただし、ゴミ収集車の挙動がおかしいので、回収しきれないこともある産業区・商業区・オフィス区のゴミしか回収できないという重大な欠点がある(メールで情報提供いただきました。ありがとうございます)。そのため、都市に産業廃棄物処理場しかない場合は住宅区公園・観光地・排水処理施設などのゴミが一切回収されずゴミが溜まってしまう。しかも稼働特区を選択できないという設定になっていて超遠方のゴミまで回収しに行ってしまうので、他のゴミ処理施設があったとしても回収に時間がかかる場合がある。
 ちなみに、収集されるゴミの名前が産業廃棄物となっているが、扱いは家庭から出るゴミと同じ扱いであり処理スピード含め完全に一緒。そのため都市に産業廃棄物処理場と埋め立て地のみ建てた場合は、産業廃棄物処理場が回収できないゴミは埋め立て地を経由してから産業廃棄物処理場に運ばれるようになる。そのため、産業廃棄物処理場と埋め立て地のみですべてのゴミを回収・処分可能となる。
 ただし、この二つのみで都市運営することは実質不可能となっている。埋め立て地から産業廃棄物処理場にゴミを輸送する場合は、ゴミ収集車ではなく産業廃棄物処理場が持つダンプカーでのみ運ばれる。このダンプカーの積載容量が20トンしかないうえに産業廃棄物処理場に配備されているダンプカーは1台のみ。つまり一台のダンプカーですべての埋め立て地のゴミを移動しなくてはいけない。実際にはそんなことは不可能であり、結局は他のゴミ処理施設に頼ることになる。

 廃棄物処理場の現状

 現状のゴミが回収されないというバグの報告のほとんどは、おそらくこの施設が原因。実際はバグではなく、「住宅地・観光地のゴミがゴミ収集車に無視される」というのは、廃棄物処理場のそもそもの仕様。しかも、都市に廃棄物処理場しかない場合は都市外部から来るゴミ収集車待ちになるので、処理がかなり遅れる。「産業区のゴミが一部放置されたまま」というのは、廃棄物処理場が超遠方からゴミ収集の予約をいれているので、回収が遅れているだけ、という可能性が高い。
 特に強い効果を持っているわけでもなく維持費対効果が高いというだけなので、現状は建設非推奨となる。

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