資源製品(2次資源)は1次資源を元に生産される製品と、2次製品をさらに加工する製品がある。輸送先には商業施設に送られるものもあり、都市の物流の主となる製品群である。
金属
生産特化施設で採掘された金属鉱石を加工することで生産される資源。加工先は車両・鉄鋼・機械とかなり多い。ただし、車両の生産施設が建ちにくいことや鋼鉄の需要がそもそも少ないことからあまり大きな輸入赤字となりにくい。
鋼鉄
金属と石炭を資源として生産される資源。加工先は機械のみで需要がかなり少ない。都市の規模によっては生産施設が建たないほど。機械の生産には鋼鉄と金属のどちらも必要なので、全く必要ないというわけでもないがとにかく都市の需要が少ない。
鉱石
岩を資源として生産される資源。加工先は電子機器と化学製品。どちらも加工先の需要が多く、必要資源の量が多い。輸入量が多くなってきたら、なるべく早めに採石場を建てて鉱石の工場を作りやすい状態を維持しよう。特に電子機器はオフィス区での需要が高く、高密度オフィス区を建てるころにはかなりの需要がある。
コンクリート
2次資源の中ではかなり特徴のある資源。岩を加工して生産される。加工先はなく建築物の維持費として使われる。これは、オフィス区・商業区・住宅区で必要となる維持費の一つ。コンクリート以外にも家具・木材・紙が維持費として時間ごとに消費されている。コンクリートの生産が多ければ、維持費も安くなる・・・が、維持費としてのコンクリートの消費が異常に少ない。貯蓄が大抵4トンで1ヶ月程度では50kgも消費しないので誤差の範囲。
機械
こちらもかなり特殊な資源。鉄鋼と金属から生産される資源。加工先は無く産業区で使用されるよう。しかし、維持費ではないので企業にストックされているわけでもなく、企業建設時に輸送されるわけでもない。機械の貯蔵施設を1時間くらい監視しても、トラックは生産施設から機械を輸送してくるものか貨物ハブへと機械を輸出するためのトラックばかりで、産業施設に向かうトラックが一切出なかった。都市での需要もかなり少ないため検証も進まず謎が多い資源。情報求む。
石油化学製品
いわゆるガソリン・エタノール・ナフサなどの石油などから作られる資源をひとまとめにしたもの。穀物から作ることができるため、バイオエタノールも含まれていると推測できる。ただし、穀物から作られた石油化学製品を使ってペットボトルが作られることもあり(現実では石油から取れるナフサで作る)、その辺はかなり適当。厳密にシミュレーションしようとするとゲーム設計がかなり複雑になるので、このあたりが落としどころになっているか。
都市内部の輸送の3割程度を占めるほど需要が大きい。加工先はプラスチックと織物製品。また電気としてガス発電所で使用されたり、ガソリンとして消費者に使用されたり、暖房として住宅で消費されたりするなどかなり使用用途が多い。プラスチックや織物製品自体の需要も高く、都市全体で消費量がかなり多い。
化学製品
鉱石と原油から生産される資源。加工先はプラスチックと薬品。商業施設でも販売される。需要がそこそこあるので、生産施設が十分に建っていないと輸入赤字になる。
プラスチック
化学石油製品と化学製品から生産される。加工先は車両と電子機器。商業施設で販売される。おもに電子機器での使用が多いので、こちらもそこそこ輸入赤字になりがち。原材料がどちらも石油を必要としているので、石油の輸入赤字も引き起こす。
薬品
化学薬品によって生産される。加工先は無く医療施設で使用されるか商業施設で販売される。生産量が多ければ、病院などの医療施設の維持費が安くなるが誤差の範囲。
電子機器
鉱石とプラスチックで生産される。商業施設で販売されるが、販売量はかなり少ない。主な加工先であるオフィス区での需要が大きいので、高密度オフィス区を建て始めるあたりから需要が急増する。
車両
金属とプラスチックで生産される。加工先は無く商業施設で販売される。販売量が多ければ交通量も増える・・・・わけではない。徒歩で購入しに来た市民がそのまま徒歩で帰る。
飲料
野菜か穀物で生産される。商業施設で販売されるか娯楽施設で消費される。娯楽施設での扱いは維持費と同じ。野菜と穀物の原材料で生産が豊富な方で生産する施設が建ちやすい。
インスタント食品
都市内部での需要が最も多い品目。CitiesSkylines2の市民は食品よりもインスタント食品を好む。別に余暇時間が短いからインスタント食品を好むというわけではない。需要が多いため穀物と家畜の輸入が増える。幸い家畜の生産施設は土地に制限が無いので、需要が増えるたびに家畜の生産施設を増設することで輸入量を減らすことができる。
食品
野菜と家畜によって生産される。加工先は無いが食事と宿泊のサービス施設で維持費として消費される。また、火災・救護によって使用されるとなっているが、これは緊急シェルターでの貯蓄として使用されるということ(緊急シェルターではインスタント食品の方が良いのでは?とは言っていけない)。一番の消費先は商業施設での販売で、人口増加に伴い需要に急増する。
織物製品
化学石油製品・家畜・綿によって生産される資源。需要がインスタント食品に次いで2番目に伸びやすい品目。商業施設では1つの施設で毎月10トン単位で飛ぶように衣服が売れる(一人当たり100kg近く購入していく)。需要はかなりのもので、生産施設が建たないと輸入量が増大する。
木材
材木によって生産される資源。建物の維持費として消費される。加工先は家具と紙。家具も維持費として消費されるものであり、木材が安定供給されると都市の建物の維持費が安くなり安定する。また、木材だけは過剰に生産しても他の資源の需要を圧迫することも無いので生産し得な面がある。
紙
木材で生産される資源。加工先はなくオフィス区の維持費として消費されるか、商業施設で販売されるのが主な消費先になっている。
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