タクシー

公共交通

 市民の中には自家用車を持たない世帯もあり、タクシーはその自家用車を持たない市民の重要な移動手段となっている。遠くの商業施設に行くときや産業区オフィス区に出勤するとき、都市外部から移住・転居するときなど様々な場面で使用される。ただし、タクシーの利用料金は比較的高額となっていて、他の移動手段(バスや近距離であれば徒歩)の選択肢があればそちらを選択する。そのためタクシーによる移動は、一定以上資産がある市民が公共交通が整備されていない地点へ出かける際の最終手段的な移動手段となっている。

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タクシーの利用料金

 タクシーの利用料金(初乗り料金)は都市全体の条例で決めることができる。増減できるのは初乗り料金だけであり、距離加算による料金は変更できない。

 初乗り料金を上げる

 初乗り料金を上げると、都市の収益が増えるというメリットがある。このゲームではタクシーは公営となっているため、初乗り料金を上げることで都市の収益が増える。
 またタクシーの利用率が下がるという影響もある。タクシーの利用率が下がるとタクシーによる渋滞が発生しにくくなる。どうしてもタクシーによる渋滞が解消できない場合には、一時的にタクシー料金を上げるという方法もある。

 初乗り料金を下げる

 初乗り料金を下げると市民の余暇時間が増えやすくなり、幸福度が上昇しやすくなる。初乗り料金が安いと市民が短距離の移動でもタクシーを使って移動するようになる。そのため移動時間の割合が減って余暇時間が増加しやすくなり、結果的に幸福度が上がるという仕組み。
 ただしタクシーの利用料が極端に少ないorゼロにするとタクシーの台数が多くなり渋滞の原因となる。特にタクシー乗り場では乗車に時間がかることが多く、歩道はタクシー待ちの客、道路はタクシーで大渋滞となる。
 基本的に初乗り料金はなるべく低い方が幸福度的に良い影響を及ぼすが、渋滞が一番のネックとなる。道路の混雑状況を見て少しずつ下げる方がよい。

 おすすめの初乗り料金設定

 タクシーのおすすめの設定料金は都市設計によって異なるが、最初は最高額でよい。最初から運賃を下げると市民が大量にタクシーを使いだして大渋滞が発生する。運賃を最高額にしてもデメリットはほとんどないので特に序盤は最高額が良い。都市が発展してきた段階で少しずつ下げていく。すると交通量が増大し渋滞が発生するようになる。渋滞が発生する一歩手前の金額が最も良い運賃

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タクシー関連施設

 タクシーは他の公共交通機関と違い、専用の車庫・駅・停車地を設定しなくても都市外部から直接タクシーが配車される。そのため必須の施設ではないが、タクシーの配車にかかる時間が増えることや、タクシーの収益が入らないことから設置しておく方が良いことが多い。

 タクシー車庫

 タクシーを配車するための唯一の施設。タクシー乗り場に待っている乗客用のタクシーを配車する。初期状態ではタクシーが20台しかないが、アップグレードで台数を増やすことが可能。

配車センター(★★★)

 タクシー乗り場以外でもタクシーに乗車できるようにするアップグレード。タクシー車庫はタクシー乗り場にしか配車できないという仕様なので、都市内部にタクシー乗り場が無いと一切配車されない。しかし、このアップグレードをすることによってどこにでも(停車地がなくても)配車することができるようになる。乗り降りもタクシー乗り場よりかなりスムーズに行ってくれるため、渋滞も発生しにくい。

拡張車庫(★★★)

 追加の土地が必要だが、所属するタクシーの台数を増やしてくれるアップグレード。維持費が安い割に追加されるタクシーの量が多い。できる限りのアップグレード推奨

電気タクシー(★)

 所属するタクシーの1/4を排気ガスを出さないタクシーに変更するアップグレード・・・と書いてはあるが、所属するすべてのタクシーが電気タクシーに変更される。都市内部の大気汚染量を減らすことができる。しかし、そもそも自動車による大気汚染の量が少ないため影響力はかなり低め。お金に余裕があったらアップグレードしてもいい。

 タクシー乗り場

 タクシーが配車される場所。正確には乗車待ちの客がタクシー乗り場に到着すると、タクシー車庫から配車されるようになる。あらかじめタクシーが待機する場所ではない。
 タクシー乗り場とタクシーシェルターがあり、それぞれにヨーロッパ式とアメリカ式があるので全部で4種類ある。快適性以外の違いはなく、その快適性についても大きな違いがないので外見の好きなものを選ぶとよい。

 タクシー乗り場

 簡単な看板が立っているだけの単純なタクシー乗り場。快適性が10しかないが、利用率が低くなるということはなく普通に使用される。ヨーロッパ式とアメリカ式の性能的な違いはなく外見のみ。ヨーロッパ式の方は夜に電気が付く

↑ヨーロッパ式

↑アメリカ式

 タクシーシェルター

 雨風をしのぐための壁や屋根が設置されたタクシー乗り場。快適性が40あり、比較的利用率が高くなりやすい。こちらもヨーロッパ式のみ夜に電気が付く。

↑ヨーロッパ式

↑アメリカ式

タクシー乗り場での渋滞

タクシー乗り場では渋滞が発生しやすい。この現象は様々な要因が重なって非常に発生しやすい状態となっている。原因を知ることができれば対策もできるので、対処法として参考にしてほしい。

 タクシー車庫が配車センターのアップグレードをしていない

 タクシー車庫の初期状態だと、タクシー乗り場にしかタクシーを配車できない。そのため一つのタクシー乗り場に客が殺到し大渋滞となってしまう。配車センターのアップグレードにより、どこでもタクシーに乗ることができるようになるため、乗り場での渋滞が緩和される。

 公共交通が充実していない

 タクシーは運賃が高いので比較的選択されにくい移動手段となっているが、それでもタクシーの利用率が高い場合は公共交通が充実していない場合が多い。公共交通の利用率の高め方のページを参考に、重要な移動経路の公共交通を充実させると良い。

 タクシーの初乗り料金が安すぎる

 初乗り料金が安いと市民は過剰にタクシーを利用しようとする。乗り場で乗り降りできる人数には限界があるので、必要なら初乗り料金を下げた方がよい。

 乗り降りにかかる時間が長い(アップデート待ち)

 そもそも乗り降りにかかる時間が長いという問題がある。これは大人数が待っているタクシー乗り場で特に発生しやすく、タクシー渋滞の原因となっている。これについてはアップデートで改善されるのを待つしかない。

 タクシー乗り場の数が少ない

 一つのタクシー乗り場に客が集中するとタクシー渋滞が発生しやすくなる。複数乗り場を作成することで一つ当たりの乗客の人数を減らすことができれば解消される。

 タクシー乗り場を設置しない

 タクシー乗り場で渋滞するならタクシー乗り場を建てなければよい。タクシー渋滞解消の究極系だが非常に実用的。配車センターのアップグレードをすればタクシー乗り場がなくてもタクシーが機能する。タクシーが呼ばれる場所が分散するので、利用率が高くても道路のキャパシティーが多ければ渋滞が発生しにくい。しかも配車センターによる乗降車はタクシー乗り場での乗降車よりもスムーズ。
 注意点として、駅に付属するタクシー乗り場をアップグレードしてはいけない。都市に唯一のタクシー乗り場となってしまうので乗客が殺到してしまう。

 

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