駐車場は都市内での行動をスムーズにするための非常に重要な要素となっている。駐車場があれば都市外部からの観光客をより多く招き入れることができるようになり、市民の通勤・ショッピングなどをより快適に行うようにすることができるようになる。
目次
駐車場一覧
駐車場は駐車台数と比例して、建築費・維持費・スペースが大きくなっていく。立体的に駐車できる施設は維持費が高額になりやすいが、その分省スペースで大量の車を駐車可能となる。
1位 地下駐車場
駐車可能台数 200台
1台スペース分の維持費 300€
1セルあたりの駐車台数 3.3台
必要な開発ポイント 4
都市の収益性が安定しているのならばこれ一択。維持費はかなり高額となっているが、駐車密度が高く狭いスペースでも駐車台数を大量に確保できるようになっている。駐車密度は自動駐車場ビルの方が優れているが、あちらは1つしか建設できないし開発ポイントも大量に必要。
建物の高さが低いため、8.75m以上の高度があれば上に道路や線路を設置可能なのも良いところ。これは平面駐車場と同じ高度制限となっている。高架下のスペースが有効活用できるので便利。
2位 駐車場(特大)
駐車可能台数 321台
1台スペース分の維持費 75€
1セルあたりの駐車台数 1.9台
必要な開発ポイント 2
維持費が安く、駐車台数が多く、駐車密度が高い。立体的な駐車場と比べると駐車密度は低い方だが、その分安く大量に駐車できる。地下駐車場の1.5倍以上駐車できるのに維持費は1/4程度で、外見も悪くない。維持費が安いのは序盤の都市にとってもありがたいところ。
3位 自動駐車場ビル
駐車可能台数 416台
1台スペース分の維持費 468€
1セルあたりの駐車台数 3.5台
必要な開発ポイント 8
もっとも駐車密度が高く、その分維持費も高額。その雄大な見た目は巨大ビル群によく似合う。ただし性能的には地下駐車場とあまり変わらず、開発ポイントも大量に必要となるので優先度は低い。
立体駐車場
駐車可能台数 160台
1台スペース分の維持費 281€
1セルあたりの駐車台数 0.95台
外見が非常に良い立体駐車場。商業区や駅前によくなじむ。ただし維持費が高く、外見に騙されがちだが駐車可能台数も少ない。ほとんど駐車場(大)と同じなのに維持費は4倍以上。
洗車場
快適性を10上げるアップグレード。このアップグレードによって、駐車場の中で2番目に快適性が高くなる(一番高いのは自動駐車場ビルだが1つしか建設できない)。立体駐車場の利用率が低い場合はアップグレードすることで利用率をさらに高めることができる。一方、駐車数の上限まで利用されている場合は、アップグレードによる恩恵がほとんどない。
駐車場(中)
駐車可能台数 60台
1台スペース分の維持費 75€
1セルあたりの駐車台数 1.7台
駐車場の周囲に柵が無いため、並列に設置することで駐車場同士をつなげることができる唯一の駐車場。繋げたからと言って特に恩恵があるわけではなく、むしろ駐車場内を道路として通行する車が出現してしまうようになる。
駐車場(小)
駐車可能台数 41台
1台スペース分の維持費 80€
1セルあたりの駐車台数 1.6台
駐車場(大)
駐車可能台数 135台
1台スペース分の維持費 77€
1セルあたりの駐車台数 1.6台
駐車場の仕様
そもそも駐車場の設置するべき場所やその効果については、ゲーム内で解説されていることが少ない。設置することでどのような効果があるのかや、設置しなかった場合について解説する。
駐車場の設置するべき場所
駐車場を設置するべき場所、というよりは駐車場の利用率が高まりやすく効果的な配置場所は
住宅地周辺
商業区周辺
観光地周辺
駅周辺
の5点となっている。
住宅区周辺に設置すると、周辺の住民が車を所持している場合に積極的に駐車するようになる。駐車場が無い場合には路上駐車をするようになるが、住宅から遠い場所に駐車することになってしまうので利便性が悪くなってしまう。
商業区や観光地周辺に駐車場を設置すると、買い物客や観光客に利用されるようになる。駐車場が無いと利用率が下がってしまい、顧客不足や観光客の減少につながってしまう。ただし、低密度商業区には駐車場がもともと備わっている場合がある。高密度商業区には駐車場が無いことが多いので、高密度商業区の近くに建てよう。
公共交通の駅周辺に設置すると、積極的に公共交通を使用してくれるようになる。駅までは車で行くことにはなるが、そこから公共交通を利用する乗り継ぎをしてくれるので、渋滞対策にもなる。特に、駅の駐車場が満車になっている場合は、駐車場を設置することで駅の利用率増加が見込める。
駐車場を建てないとどうなるか
駐車場を建てないと、市民の移動が不便になって福祉度が下がる。目的地周辺に駐車場が存在している場合や低密度商業区や産業区のように敷地内に駐車場がある場合は車で移動ができる。しかし、オフィス区や高密度商業区のように敷地内に駐車場が無いときは車での移動が選択できない状態となる。この場合は公共交通で目的地まで移動するか、公共交通が整備されていない場合は長距離を徒歩で移動することになる。長距離の徒歩は移動時間がかかるので、最終的には余暇時間が減少し福祉度が下がってしまうというデメリットが存在している。
ただし、この余暇時間の減少によるデメリットはそこまで大きくない。詳細については余暇時間のページで解説しているが、余暇時間が減少しても重要な要素である幸福度や福祉度に影響が非常に少ない。
また、実際に余暇時間が減少することはほとんどない。道路脇や建物自体に付属している駐車場があるので、駐車場がなくても少し離れたところの店や道路脇の駐車場を使用する場合が多い。余暇時間が減少するのは人口密度がかなり高く、それらの駐車場を使い切ってしまっている場合や意図的に街路樹を全ての道路に設置して道路脇の駐車場を潰した時くらい。そのため、駐車場を建設しなくても、デメリットはほとんど無いと考えてよい。
それどころか渋滞が解消されやすくなり、公共交通の利用率が上がるというメリットさえある。これは、駐車場が無いことによって車を持っている世帯数が減少し、車移動を選択できない市民が増えるため。歩道の利用率が上がるが、歩道には渋滞の概念がないためデメリットも無い。公共交通の利用率の利用率が上がれば、チケット代金による収入も見込める。
コメント