このゲームでは都市内外を含めた物資の輸送を全30品目で行っている。品目は石炭・鉱石のような1次資源から、薬品・車両などの2次製品、ソフトウェア・娯楽のような3次サービスまで幅広くシミュレーションしている。これらの物資を生産するときに必要な資源は決められており、消費量は種類によって決められている。
物資製造の仕様
必要資源(原材料)が二種類ある製品について
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それぞれ原材料が決められているが、製品によっては2品目のどちらかがあれば生産できるものと、2品目のどちらも使ってのみ生産できるものがある。例えば、上の画像の石油化学製品は原油と穀物のどちらからでも製造することができる。「石油」化学製品と書かれているため、勘違いしやすいが穀物のみでも生産することができる。
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上の画像の企業「PELICAN BIOFUEL」は石油化学製品を製造する会社だが、「必要」の項目には穀物しかない。そのため、この企業は穀物のみで石油化学製品を製造していることになる。
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「PELICAN BIOFUEL」の貯蔵物もコンクリートと穀物と石油化学製品のみであることから、原油を使用していないことがわかる。
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一方、食品は野菜と家畜の2つが必要になってくる。上の画像のように、右への矢印がひとまとめになっているものはどちらの資源も必要。
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生産施設を見ても野菜と家畜のストックがある。基本的には在庫の量が1割を下回るとトラックで資源を倉庫まで購入しに出かけるが、渋滞に巻き込まれたり道中で事故に合い車両が消失したりすると、資材の確保に時間がかかり材料切れの状態になる。どちらか一方が材料切れの状態になると商品を生産できない状態になり、効率には表れないが企業の収益性低下の原因となる。上の画像の施設を見ていると、野菜200kgと家畜200kg仕様して食品を820kg生産した。質量保存の法則を無視している(トレーなどの包装の重量を加味している?)。
生産効率(倍率)について
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一つ上の項目では「食品」生産施設にて合計400kgの資源から800kgもの食品を生産していることができることについて紹介した。この質量保存の法則を無視した現象は効率による影響ではなく品目ごとに決められている生産倍率が影響している。野菜から飲料を生産するときを例にすると、上の画像の効率214%の施設でも下の画像の効率58%の施設でも100kgの「野菜」から100kgの「飲料」を生産していることがわかる。
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このことから製品は個別に生産倍率が設定されており、100kg当たりの生産量が決められている。
各施設の備蓄状況の調べ方
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産業区に建つ建物には貯蓄施設と生産施設があるが、貯蓄施設はその施設そのものをクリックすることで貯蓄状況を調べることができる。
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一方生産施設は施設をクリックしても効率・従業員・企業名・生産品目等は表示されるが備蓄状況は表示されない。
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生産施設・商業施設の備蓄状況を調べたいときは、その施設が所有する車両をクリックする。すると所有者の欄に青く企業名が表示される。この青い企業名をクリックする。
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すると、企業の詳細が表示される。このときの詳細は建物をクリックしたときとは別物であり使用中の車両と貯蔵資源が表示される。ちなみに、こちらの表示を出す方法が所属する車両から企業名をクリックする方法以外無い。そのため貯蔵状況を見たい企業があったとしても、その企業をずっと監視して車が出てくるまで待つという地道な方法をとる必要がある。
どれか1つの資源の生産を特化させる
採石場と家畜については、土地の制限が無いため空いている土地があれば建設することができる。追加されたマップでは地価資源が豊富であり、一つの資源の生産量を爆増させることも可能となった。一つの資源の生産に特化するのはそれなりのメリットもあるが大きなデメリットも存在しているので、基本的にはバランスよく生産することが重要。
メリット
都市の輸出量が多くなり、企業の収益性と都市の財政が良くなる。都市で使用される資源の量は有限であり、それを上回る資源はすべて輸出されることになる。輸出による収益は企業に還元されるので、企業の収益性が良くなり都市の税収も潤う。
関連資源の生産施設が建ちやすくなり、収益性も良くなる。例えば木材の生産量が多ければ、それを原料にする家具の生産施設が建ちやすくなる。また木材の生産量が多いということは、木材の価格が低下するということでもあり、家具の生産施設が原料を安く確保できるので収益性が良くなる。
デメリット
関連資源の需要も増加してしまう。例えば採石施設を多数建てると、岩を原料とする鉱石の生産量も増える。さらに鉱石を原料とする化学製品と電子機器の生産量も増加するが、化学製品と電子機器の生産には石油(厳密には石油を原料とする化学石油製品)が同じ量必要となる。岩の生産を増やせば増やすほど石油の需要も増加するので、都市内部での石油の需要が多くなり石油価格が上昇してしまう。しかも石油から生産される化学石油製品(ガソリン)は市民も購入するので、市民の生活も苦しくなってしまうという重大なデメリットが存在している。
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